多田蘭朶
ただらんだ
※8巻おまけより。
漫画『魔法少女にあこがれて』に登場するキャラクター。
魔法少女「シオちゃんズ」の一員で、ピンクの魔法少女「ベルゼルガ」に変身する。
身体のあらゆる箇所にピアスが付いており、さらにはそのピアスに紐を通して靴紐のように結んでいる(ちなみにこの紐はあやとりにして遊べる)。またベルゼルガとして自身の血を使って戦うため、食べなければ力が出ないにもかかわらず、食べ物の好き嫌いが激しい(第55話ではキノコが嫌いだと公言している)。私服はかなりパンク系。
性格感情の起伏が非常に少なく、マジアベーゼ(柊うてな)の攻めにも無反応であり、鞭打ちやロウ攻め、くすぐりなどに声ひとつ挙げない様で愕然とさせていた。代わりに、感情の中心にイミタシオ(忌田シオン)を当てており、ヤンデレじみた執着を示しており、自身がイミタシオの足手まといとなると判断すると、自身を捨て石として逃げるように勧めるなど、非常に高い忠誠を示しているが、それにはある理由があった…
※この先、『魔法少女にあこがれて』第47話のネタバレが含まれます。
彼女がシオン(イミタシオ)に狂気的な愛を捧げる理由、それは、彼女の過去にあった。
実は蘭朶は、過去に「ロード団」が行っていた「魔法少女狩り」での数少ない(魔法少女としての)生き残りであり、そのときは「マジアブラン」と名乗っていた。ちなみに生き残った理由は姉母ネモ(ルベルブルーメ)曰く「ロードエノルメから、あまりにも弱かった奴がいたから捨て置かれた」とのこと。実はこの時点で、蘭朶はロードの強さに惚れており、ロードを探し出して「あなたの力に飲み込まれたい」と願っていた。奇しくもロードがベーゼに敗北し、ナハトベースから脱走したタイミングで、ロードの変身前の姿である田中みち子を発見し、看病をすることに。みち子は蘭朶の看病を拒否するも、蘭朶がアイスピックを構えながら「ロードへの思い」を告白すると、みち子はその「愛」に応える形で蘭朶に己の名を告げた。その後「真化」を会得した蘭朶は魔法少女として変身したみち子・忌田シオンの仲間となった。
シオンがエノルミータの変身前の正体を知っており、蘭朶もそのことを知っていた(おそらくシオンから聞かされた)が、その関係性の中でも、キウィとは「愛する者がいる」という繋がりでかなり仲良くなっている。