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概要編集

フロリダ州ならではの職業。(フロリダで)一時期爆発的な人気を誇ったが、現在、この仕事(?)には就けない(後述)。


発生と黄金時代編集

1990年代のアメリカでは女性の社会進出が進んでいたが、恩恵に与れるのは高学歴の女性のみだった。

そんな中、フロリダに住む3児のシングルマザーのバレリーさん(当時27歳)がいた。日銭に困っていたバレリーさんは大通り沿いにホットドッグスタンドでホットドッグを売れば儲かるのではと考えた。しかし、それは誰でも思いつくこと。そこでバレリーさんはTバックに紐ビキニという何ともアソコが元気になりそうな恰好で販売。多い日には一日700ドル(当時のレートで約11万円)、ホットドッグ500本を売り上げたという。


ともかく、売れに売れたホットドッグであったが、他の店舗(スタンド?)も同様の恰好で客引きを行うようになった。いつしかホットドッグガール(または複数形のホットドッグガールズ)と呼ばれるようになり、アイドルのような人気を誇った。スタンドのある広場には一目見ようと人が並び、地元テレビ局も積極的に取材し、ある時には売り場所の取り合いで喧嘩になった2人のホットドッグガールが泥レスリングで決着をつけるという趣旨の番組を生放送。ラジオではHOT DOG GIRLSという曲がほぼ毎回掛かるという人気っぷりである。ある男性(曰く「ホットドッグを食べたくなくても彼女達と話したいから買ってしまっていた」)は彼女らにサインを書いてもらったTシャツを30年も洗わずに取ってあるらしい(今も着ているかどうかは不明)。


終焉編集

しかし、ホットドッグガールに見とれていたドライバー交通事故を起こしたこと、さらにフロリダを(いろんな意味で)クリーンな観光地として開拓したい人々が彼女らを規制するように働きかけ、フロリダ州法で(ホットドッグに限らず)スタンドで扇情的な服装を着て売ることを禁止した。違反した場合、販売許可の取り消し及び500ドル(現在のレートで約5万円)または60日の拘留となる。


下記の2020年の記事で記者がバレリー・ワークマンさんのもとを訪ねたところ、バレリーさんは「1番売れた時で1日700ドル。ファンもけっこう居たのよ」などと話していたそう。ブーム後、バレリーさんはすぐに辞めたという。


関連タブ編集

ホットドッグ


外部リンク編集

ホットドッグスタンドの店員はセクシーな格好をすると逮捕 | モンダイな条文〜世界の”謎ルール”〜 2020/02/11(火)19:57のニュース | TVでた蔵

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