概要
『大空魔竜ガイキング』に登場する大空魔竜は、ロボットアニメ史上初めて登場した自軍母艦である。しかし艦載機であるガイキングに任せて砲撃戦ばかりしていたわけではなく、率先して肉弾戦を行い、時にはガイキングがぶん回して戦うという極めてアグレッシブな戦艦であった。
ガイキングの胸部分は大空魔竜の頭部がそのまま分離して構成されているので、ガイキングが外に出ている間は、大空魔竜はハイドロブレイザー等の攻撃は使えない。これに対応すべく取られた形態がボリューションプロテクトである。
これを使用する際には、頭部を失った頸部がグググッと下向きになり、ウロボロスの竜のように尻尾と頸部がドッキングしてリング状になる。この状態から全身を光波バリアで包み、歯車のように回転して相手を切り刻む絶叫コースターアタックは強烈な威力を有する。つまりは母艦による特攻である。
34話では出力不足のため上手く折れ曲がらず、艦長・大文字の機転でガイキングが両手両足を使って大空魔竜の頸と尻尾を挟むことでボリューションプロテクトを使用し、魔空間サルガッソーを脱出。更にフェイスオープンしたガイキングの放つデスファイヤーを加え、強敵ブラッドバッファローを焼き切った。
リメイク版『ガイキングLOD』においても同様で、副長のローサ・ベルニコフが遊園地で思う存分遊びまくった(スパロボKではマジンガーZの大回転ロケットパンチを見た)ことで閃き、島ほどもある巨大な敵兵器をズタズタにしている。