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概要編集

スターオーシャン6の舞台である未開惑星アスター4号星に存在する大国、ヴァイル帝国の現皇帝。


ヴァイル帝国は隣国のオーシディアス王国と比べれば資源は乏しいが、精強な兵士たちを有する軍事国家でもあった。ボルドールはその国で、民を慈しみ、人々を幸せに導くという責任感を持つ高潔な皇帝で、民衆の信頼も厚い。


が、15年前にヘルガー灰化病が蔓延したことで彼の人生は暗転する。灰化病はアスター4号星の広い地域で蔓延し、ヴァイルとオーシディアスの双方がそれによって多くの死者が出た。


中でも施療理術師=紋章術師(この場合は医学方面の紋章術師)の数がオーシディアスより少ないヴァイル帝国はその被害が大きく、オーシディアスから嫁いだ皇妃タチアナもそれによって命を落とす。


これが彼の人生に暗い影を落とした。


以下、ネタバレにつき注意























空の彼方から訪れた転機編集

灰化病の蔓延でオーシディアスも自国の対応で手一杯になってしまい、隣国に皇妃が嫁いだヴァイルにまで理術師を派遣する余裕がなかった。これらは帝国臣民に王国が帝国を見捨てたという恨みを根付かせることとなる。


そんな中、彼の人生に転機が訪れる。突如として、空の彼方から落ちてきた流星の船から青白い肌と角を持つ者達が現れた。


ヴィープスと名乗る彼らは、帝国や王国を遥かに凌ぐ技術を有しており、その力に着目したボルドールは彼らを将軍として採用する。


彼らは空の彼方…星の世界からやってきた民で故郷のヴィープスはスコピアムと呼ばれる存在によって、病気やケガを克服したと聞く。技術は疑いようもないが、言葉まではすぐに信じられなかった。


しかし、灰化病で最愛の妻を喪って多くの民が死んだボルドールには、スコピアムの力は非常に魅力的であった。


思い悩んだ末に、彼が取った選択は……


関連タグ編集

スターオーシャン6 スコピアム





















































以下、さらなるネタバレ


星の世界へ編集

ヴィープスのベランジェとガストンからスコピアムの存在と理念を聞いたボルドールは二人の誘いに乗り、ヴィープスのDUMAに融合適合性を調査させ、アスター4号星の人々もまたスコピアムと融合しうると知る。ここにきて、意を決したボルドールはヴィープスの三人で唯一スコピアムが来ていることを知らないロラに内密で隣国のオーシディアスと祖国ヴァイルの融合を画策。より効率的に行うために軍備の拡張と技術を強化した帝国の軍事力で王国を攻撃し、講和の政略結婚で息子ゲラルトと隣国の王女レティシア・オーシディアスをスコピアム化しようとする。


しかし、総統派スコピアムの謀略に巻き込まれたレイモンド・ローレンスとベグアルドに派遣されたDUMAの介入で計画は失敗し、王国の反撃で帝都は陥落。帝位を息子に譲位してベランジェ、ガストンと共に宇宙へ逃亡する。


逃亡先でスコピアムと融合したボルドールはその強大な力に魅せられ、総統派スコピアムとして行動。しかし、ベグアルド侵攻で総統のレミントン・カーツマン共々レイモンドとレティシアに討たれ、レミントンを殺したのちに自らも果てる。

































最後のネタバレ


神にならんとして編集

しかし、ボルドールは生きていた。スコピアムの進化の到達点、電脳融合を既に果たしていたボルドール事実上不死身と化していたのだった。レミントンから総統の地位と権限の全てを奪い、レイモンド達より先にアスター4号星に戻ったボルドールはニルベス大陸の古代理紋遺跡を制圧し、ニルベスを足掛かりにアスター4号星、そして全銀河を融合しようとする。


スコピアムの暴走を止めるために立ちふさがったレイモンド達を前にボルドールはスコピアムの力を神の力と称し、同時に皇帝として全ての人々の幸せのためにスコピアムと融合させようとする。


もはやボルドールを思いとどまらせることはできないと悟ったレイモンド達は一度肉体を倒したのち、スコピアム・ネットワークへ逃れた意識体となったボルドールの本体を撃破。


なおも幸せな世界を実現するために消えるわけにはいかぬと消滅に抗うが、DUMAの捨て身の行動で完全に消滅した。


消滅の間際、灰化病で死んだ皇妃が寄り添っており、一瞬だけ最愛の妻と再会してボルドールは消滅した。



人間性編集

妻が存命の頃は、隣国のオーシディアスでレティシアが生まれたことを知ると、早い段階でゲラルトとの政略結婚を持ち掛け、両国の争いの芽を摘み、双方の平和を追求する高潔な王であった。


しかし、ヘルガー灰化病の蔓延で妻を、多くの国民が命を落としたのを皮切りに自分の無力さに絶望し、それを克服する術としてスコピアムに縋った。


ベランジェとガストンもまた、母星ヴィープスがスコピアムとの融合で大きく変容してしまった状況を打破するべく、総統派としてスコピアムとヴィープスの分離で故郷を救おうと考え、レミントンに代わる総統となりうる人材としてボルドールに白羽の矢を立てた。


利用するつもりで近づいたとはいえ、ロラを含め三人のボルドールへの忠誠心自体は本物であり、ゲラルトとの結婚式でレティシアに用意したウェディングドレスもタチアナのものを仕立て直したものであり、彼なりの配慮と誠意であったことがうかがえる。


そうした人間性を間近で見てきたレティシアには終始複雑な感情を抱かせ、レイモンド達もスコピアム化自体は否定しながらも「人間を愛していた」その一点だけは認めていた。


絶望故にスコピアムという宇宙の力に魅了されたボルドールは、スコピアムとの戦いや銀河連邦の腐敗を実感したレティシア達は対照的であり、監視対象惑星の立場から連邦加盟惑星への留学や移住を勧められながら、レティシア達はそれを辞退。非加盟惑星のベグアルド出身のレイモンドも、自分達が帝国に墜落していたら帝国に技術協力した可能性などから未開惑星保護条約の意義を悟った。


余談編集

スターオーシャン4未開惑星保護条約締結のきっかけであるのならば、スターオーシャン6は作中で度々破られる未開惑星保護条約の意義と、超高度の文明に魅了された危うさ、外的な要因による飛躍的な進化の危険性を物語ることとなった。


実際に総統派スコピアムは異常進化の果てに母星を滅ぼし他の惑星に侵略したカルディアノンと似通っており、カルディアノンに至っては完全に滅亡することになった。


同時にボルドールとアスター4号星はこれまで連邦と接触があった惑星ローク惑星エクスペル惑星フェイクリードも辿っていた危険性を示唆しているように見受けられる。


真の関連タグ編集

ラスボス 哀しき悪役


レティシア・オーシディアス――隣国の王女。息子との結婚も含め、『我が子』と呼んで特別視して同時に彼女の強い意志がスコピアムとの融合に必要と見ていた。


エレナ――ベグアルドのアンドロイド。アンドロイドというスコピアムとは違う形で病や怪我を克服しているあり方に強い関心を抱き、スコピアム化した自分と並んで神たりうる存在と称している。


フェイズ・シッファー・ベレス――仲間の絶望を間近で見た故に、全てを救う方法と力を求めて暴走した共通点を持つラスボス。

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