原作における2人
原作において、ジャン・ピエール・ポルナレフはエジプトのルクソールにて、エジプト9栄神の一つセト神を暗示するスタンド使いアレッシーの能力で心も身体も子供にされてしまう。なんとか窮地を逃れたポルナレフを救ったのがマレーナという女性だった。
マレーナの家で介抱されるポルナレフであったが、アレッシーの魔の手は彼女の家の中までも迫り、ポルナレフはさらに幼く、マレーナは胎児にまで戻されてしまう。丸裸の幼児の姿で、縮んでしまったスタンドと共に、幼児化を解き自身とマレーナの命を救うため抵抗を続ける。その最中、ポルナレフは耳につけた割れたハートのピアスの片割れを部屋に落としてしまった。
戦闘後
空条承太郎の助けもあり勝利したポルナレフは自分の身体は元に戻ったがマレーナも無事に戻っただろうかと彼女が倒れているであろう部屋を案じるように見上げる。一方、マレーナも目を覚まし自分になにが起きたのかわからず混乱するも部屋に落ちていた割れたハートのピアスを拾い上げたことで、今までのことは夢ではなかったのだと確信する。虚げに覚えている自分を守ってくれた子供の姿のポルナレフを探すうちに自宅を飛び出し、そこに佇んでいたポルナレフ(後方に承太郎)に声を掛ける。
「私の家から男の子が出てくるのを見ませんでしたでしょうか?貴方(ポルナレフ)のような銀色の髪の子供なのですけれど(原作では貴方方のような外国人の子供)」
この問いに、何か応えかけようとするも頬を赤らめ見つめるにとどめ、「そんな子供見ませんでした」と踵を返す。マレーナはポルナレフの片耳のピアスを見て、まさかと思い声を掛けるもポルナレフは「一度も会ったことがない」を強く突き放す。歩き出し離れていくポルナレフと承太郎の背中を眺めながら「夢だったんだわ…やっぱり」と片割れのピアスを握りしめ結論付けるのであった。
並んで歩いていくポルナレフと承太郎、承太郎が何か言いたげに感じたのかポルナレフは「なにも言うなよ承太郎…なにもな」と釘を刺している。承太郎は黙ってポルナレフの肩に手を添え微笑み、ポルナレフは切なげな表情で今きた道を一瞥し、セト神の戦いは幕を閉じるのである。
余談
家出少女に引き続いてアニメで名前が明かされたキャラクターの一人である。
また、マレーナがポルナレフをおぶるシーンや過剰に頬を赤らめるなどのアニメオリジナルのシーンが多い