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ポンポン船

ぽんぽんせん

焼玉エンジンを機関とした船。または、水蒸気の圧力で推進力を得る船舶玩具。
目次 [非表示]

概要(玩具)編集

水蒸気の圧力で推進力を得る船舶玩具のことで、バイメタルの変形を利用し効率よく噴射するタイプの動作音が焼玉エンジンを使用した船に似ているためこの名がついている。推進原理は下記の通り。


推進原理編集

  1. ボイラーの中の水蒸気の圧力が上がる
  2. ボイラーから水中に出された噴出管を通して水蒸気を噴出する(バイメタル式の場合、これに加えて上部の板が膨らんでポンと音が出る)
  3. ボイラー内が負圧になり噴出管から水を吸い込みボイラーに給水する(バイメタル式の場合、この時も負圧で上部の板が凹みポンと音が出る)
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概要(船舶)編集

焼玉エンジンを動力とする船のこと。エンジンからの排気音が「ポンポンポンポンポン・・・」と独特の音を出すためこの名がつけられている。

焼玉エンジンは気化器などの燃料供給系や、点火栓とそれらのための発電機といった電装系が必要なく、またディーゼルエンジンのように精密な燃料噴射装置も必要ない単純な構造で、適切なタイミングで点火できさえすれば軽油灯油重油など燃料も選ばないため、戦前~昭和30年代半ばの日本ではこれを動力源とする船が使われており、殆んどは小型船だったが、機関換装後の伏見丸のように1000トン以上の船にも使われたケースもあった。


しかし重くスペースを取るボイラーが必要な蒸気機関に比べれば小型軽量ではあったものの、重く低出力で燃費も悪く、始動や操作にも手間がかかったため、小型のガソリンエンジンやディーゼルエンジンが普及し、これらの燃料の入手も容易になるにつれてこれを動力とする船は廃れていった。



投稿イラストの傾向編集

件数は少ないものの玩具、船舶両方のイラスト投稿されている。


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船舶編集

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