概要
「マジすか学園」の第2段。2011年4月15日から7月1日まで放送された。登場人物の設定は前作を引き継ぎ、卒業式後の新学年となった姿が描かれる。コンセプトは、前作の「マジに生きる」を引き継ぎつつ、友情や絆をテーマに他者と本気で向き合うことの大切さを描く。また、前作は主役の前田敦子が中心だったが、今作は群像劇になっている。
あらすじ
ヤンキーばかりが集まる「馬路須加女学園」(通称マジ女)に転入した前田が権力闘争に巻き込まれ、マジ女の最強軍団“ラッパッパ”のメンバーたちとお互いを認め合い、部長の大島優子からマジ女の将来を託された前作から1年。ラッパッパは卒業し、3年生となった最強女子高生前田はある意外な選択をとる。マジ女のトップをとろうと動き始める新たな集団の出現、そしてライバル校「矢場久根女子高校」(通称ヤバ女)にも新たな動きが――。
主な登場人物
新ラッパッパ軍団
おたべ(演:横山由依) 前田が京都から呼び寄せた女子高生。部長に任命した。
前田敦子 本来は部長になるはずだったが、副部長になる。前作ではメガネをかけていたが、今作ではコンタクトレンズにした。
鬼塚だるま(演:なちゅ) 前田の一番の相棒。
歌舞伎シスターズ(演:大歌舞伎→河西智美 小歌舞伎→倉持明日香) 前田が初めて戦ったマジ女。今作ではラッパッパ四天王の一人(四天王の中では2人で1人と数えている)。
学ラン(演:宮澤佐江) 女性だが学ランを着ており、自分を男だと思い込んでいる。今作ではラッパッパ四天王の一人。なお、前作ではショートヘアにヘアバンドを着けていたが、今作ではリーゼントになっている。
尺(演:峯岸みなみ) この学校の生徒会長。今作ではラッパッパ四天王の一人。
ゲキカラ(演:松井玲奈) 旧四天王からの投続だが、出席日数が足りなかったため留年となっていた。
チームホルモン
メンバー(キャスト)と役割は前作と同じ。
マジ女のOG
サド(演:篠田麻里子) 前・ラッパッパ副部長。看護学校の学生。ケンカは卒業し、今はマジで看護師を目指している。ヤバクネとの最終決戦では、旧四天王と共に参戦。圧倒的強さで戦況をあっという間にひっくり返した。
ブラック(演:柏木由紀) 前・四天王。スーパー勤務。子持ち(息子)。父親の事を聞かれると半殺しにする。
トリゴヤ(演:小嶋陽菜) 前・四天王。風俗嬢。店ではかなりの人気らしい。シブヤも夜は風俗で働く予定だったらしいが普通に就職。ちなみにブラックやサドの事も、風俗に誘っている。ゲキカラが生死の境を彷徨い、優子に出会った事を聞き、自分も風俗の世界でテッペンを目指す事を決意した。最終決戦にも旧・四天王として参加。ちなみに、相手の心を読むという特殊能力は、別に覚醒しなくても使えたらしい。
チョウコク(演:秋元才加) 現在は格闘家。もうすぐキックボクサーとしてデビュー予定で、対戦相手は総合格闘家の秋山成勲。格闘家になった理由は、母親の手術費を稼ぐため。200万円ほどお金が必要だったが、それをネズミに工面して貰い、その条件としておたべと戦うことになった。だが来たのはセンター。序盤は優勢に進めたが、色々と思うことろがあり途中で涙。最後はセンターに逆転され負けた。その後、ネズミから貰った金を返し、最終戦ではマジ女側に参戦した。
大島優子 前・ラッパッパ部長。病に倒れ、前田にマジ女のトップを譲り渡した直後に他界。だが、その圧倒的強さとカリスマ性により、未だに多くの者に慕われている存在。ナイフで刺され重傷を負い、こちらの世界に来そうになったゲキカラに対し、「こんな所にいる場合じゃない。元の世界に戻れ」と告げ彼女を元の世界へと戻した。ちなみに優子は、あっちの世界のテッペンを狙っているらしい。今作で優香と優希という3つ子の妹がいることが判明した(因みにこの2人はどちらも生きており、どちらも大島優子が演じている)。
矢場久根女子商高裸足の会(通称「ハブ」)
シブヤ(演:板野友美) ハブのリーダーで3年生。元・ラッパッパ四天王。母親のコネでIT企業に就職したが、嫌味を言われた上司を殴って辞めた。前田との因縁から、復讐を果たすため矢場久根に編入。じゃんけんに勝って新・総長となったジャンケンを倒し、ヤバ女をトップに立ち、マジ女との戦争を起こした。前田との再戦を望んでいるが、その前田は頑として姿を見せず。下っ端の身勝手な行動もあり、今はかなりご機嫌斜め。やはり顔は広いようで、捨照護路高校と共闘作戦をとる事にした。シブヤの目的は前田のみで、ヤバ女のことは兵隊としか思っておらず、下の者との間に不協和音が生じている。カムバックたちからどっちの校章を付けているのかと問われ、シブヤに矢場久根トップとしてマジ女との決着をつけるのかと問われ、ついにマジ女との全面戦争を決断した。しかし最終決戦では、前田とマジ女生徒を見て戦意を喪失。どうやっても勝てないと悟り、戦争は終結した。前田からマジ女の校章を渡されると、涙を流し拳を合わせ逮捕された前田を見送った。
ダンス(演:矢神久美) ハブのサブリーダー的存在。2年生。マジ女時代からのシブヤの舎弟で、共に矢場久根に編入。ゲキカラに果たし状を渡しに行く命を受けたが、途中で学ランに奪われてしまう。一人で踊りの練習をしていたところ、ゲキカラに見つかってしまい、シブヤに電話を繋いでしまった。また、漏らした一言でミソの暴走も招いている。とにかく失敗が多く、よくどつかれて鼻血を出しているが、シブヤのことは嫌いではないらしい。
カムバック(演:菊地あやか) ハブのメンバーで矢場久根四天王の一人。2年生。四天王の中では、リーダー的存在。一度ヤバ女を退学になったが、シブヤと共に「裸足の会」として地獄の底からカムバックした。年功序列を嫌っており、上級生に反旗を翻す。マジ女との戦争開始後、乗り込んできた学ランをボコッたが、ゲキカラには敵わず完敗した。一匹狼という事で直接はセンターを狙ってはいなかったが、チョウコクを倒した事で見過ごせなくなり、ネズミと組んだフリをして罠にかける。そして、用が済んで目障りなネズミとセンターをまとめて潰すことに。しかしマジ女の寒ブリの嘘に騙され、結局逃げられた。マジ女ではなく、前田にしか眼中にないシブヤとの意見の相違が大きくなり、独自にステゴロ高校と接触し、ケツ持ちを依頼。他にも「(ざけるな)高校」「簿子薄子(ぼこぼこ)女子高校」「向月(むかつき)工業高校」「(やさぐれ)学園高校」「セントストリートファイトハイスクール」の5高にも援軍を依頼、計200名を集め、シブヤに決断を求めた。
まゆげ(演:前田亜美) ハブのメンバーで矢場久根四天王の一人。2年生。学ランをボコッったが、怒ったゲキカラには敵わず。ピアノで潰されそうになったが、学ランの声でゲキカラが思い止まり何とか助かる。
3色(演:佐藤すみれ) ハブのメンバーで矢場久根四天王の一人。まりやぎと共にジャンケンをいじめている。
まりやぎ(演:永尾まりや) ハブのメンバーで矢場久根四天王の一人。3色と共にジャンケンをいじめている。
ジャンケン(演:内田眞由美) 3年生。二十天王。ジャンケンが異様に強く、新総長を決めるジャンケンにも勝って新たな矢場久根の総長となったが、裸足の会のシブヤによってすぐにその座を奪われ、「運だけじゃテッペンは獲れない」と言われる。ハブに乗っ取られた後は配下に加わっているたが、立場はかなり下。後輩であるハブメンバーにもいびられていたが、マジ女で同じようなポジションにいた尺と、なぜかタイマンする事に。力量はほぼ同じで、引き分けた(ジャンケンにはやっぱり勝った)。メンバーには「口数の多いタイマン」と呆れられながらも、一応仲間と認められた模様。