ミスラ(PSYREN)
みすら
漫画『PSYREN』に登場する謎の組織W.I.S.Eの一員。組織の首魁である天戯弥勒の側に仕えている。一人称は「僕」。
初登場時には「かがり火」と呼ばれていたが、別名なのかどうかは不明。
ピンク色(または赤髪)のロングヘアーが特徴のスマートな女性で、露出度の高い黒い服を着ており、首には山羊のツノのようなネックレス、腰には鎖の装飾品を身に付けている。
予知能力と思しきPSI能力を持っており、この能力を使用している際には、周囲に人魂のような小さな火が浮かび上がる(上記の「かがり火」と呼ばれていた事と関係があると思われる)。
また、離れた遠方にいる人物にテレパシーを送り、互いに連絡を取り合うも可能。
天戯弥勒とは、彼が研究機関「グリゴリ」の実験体だった頃にテレパシーを送ることで知り合い、弥勒がグリゴリの施設から脱走して以降、彼と行動を共にしていた。
未来(サイレン世界)では、「W.I.S.E元老院」という役職に就いており、幹部格である星将に指示を与えるなど、彼らよりも位が高い立場にある模様。
肉体的に成長した為か、現代に比べ背が若干伸び、胸が大きくなっている。
現代同様、弥勒に従っているように見えるが……。
その正体は、(『PSYREN』作中の)2009年頃に地球に落下した(とされる)巨大隕石「ウロボロス」=「星を喰う者(クァトネヴァス)」の意思を代行する化身であり、『PSYREN』の物語における全ての黒幕(ラスボス)。
原作終了後の小説で語られた過去によれば、元々は只のサイキッカーの女学生だったようだが、クァトネヴァスの器=ミスラと化し、クァトネヴァスの一部である「約束の涙」を手にしたことで、完全にクァトネヴァスの代行者となった。
その真の目的は、地球をクァトネヴァスの餌にすることであり、弥勒にテレパシーで呼掛けたのも、彼を自らの駒として利用し、W.I.S.Eの結成から世界の滅亡までを実行させる為だった。