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ミロロ

みろろ

ミロロとは、漫画「ケロロ軍曹」のエピソードの『深海の迷子たち』に登場するキャラクター。
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「ようこそ。『X』(キルル)へ。私はXのOS『ミロロ』です。これから皆さんをXの創り出す素晴らしい世界にご案内いたしましょう」

「この子のもと保護者です」


概要編集

漫画『ケロロ軍曹』第164話・単行本20巻に収録された長編エピソードである『深海の迷子たち』に登場するキャラクターで、古代ケロン軍の生物兵器・キルルの制御装置(作中ではOSと記載)の一体。計3体存在するキルルシリーズ「自動判別型究極侵略兵器【キルミラン】」の第2のキルルと対になる“審判を下す者”

その性能上、彼女もミララミルルと同一の製法でもって誕生した個体であり、第2のキルルを止めるためのキーパーソンとなる。


容姿は他のキルミランの制御装置よりやや吊り目。瞳の色は青。彼女ら同様衣服を身に付けており、その衣服には彼女のマークである「◇」が描かれている。


ちなみに上記原作エピソードの劇場版に該当する『超劇場版ケロロ軍曹2』では直接登場こそしないものの、本作の南太平洋のキルルと対をなす者として遠回しに存在が示唆されている。


活躍(漫画本編のネタバレ注意!)編集

物語中盤で過去にメールが見つけた第二のキルルを使用するためにマールがログインしようとした際に、その案内人として登場。キルルを利用する際はメールアドレス等現実のパソコンやスマホの様に必要であるようで、これらの確認の為にマールに対して次々に結構なスピードで要求してきた(映画で登場したキルルもこれが必要かは不明)。

ここまでは過去にもできていたが、この星の住人(地球人)の同意が必要であり、ここで行き詰っていたらしく、夏美を洗脳した状態でメールと共に利用規約に同意する。

しかしマロン人であるメールがケロン人のふりをしてログインした影響か、それとも夏美が通常の状態でなかったからなのか、キルルは暴走してしまいミロロをしめだしてユーザー(メール)を取り込んでしまう。この際にミロロの体はホログラムの様になっていた(暴走の影響なのか、ミロロ自身が実体を持たないのかは不明)。

その後は冬樹がメールを救い出すも、キルルがメールと合体した様な異形な姿となり暴れまわるが、ケロロの『超☆隊長命令』によってキルルは無力化され、メールと冬樹は無事に救出された。


余談編集

実は彼女は元々劇場版にも本格登場する予定だったが、諸事情により登場が見送られることとなった経緯を持つ。

見送りとなった理由は不明だが、恐らくは劇場版のストーリーが元々第二のキルルを封印するための物語として描かれる予定で作られていたものの、そのストーリーを見直した過程で彼女の必要性がなくなったために、やむなく没になったためと思われる。


上記の没理由はあくまでファンによる推測に過ぎないが、少なくとも彼女を含めた草案の基本設定が劇場版のストーリーで没となったものの設定上では存在しているということは事実であるようで、次回作の劇場版3の設定資料集で第二のキルルと彼女の関係が正式に明かされている他、劇場版の細かなシーンがパラレルワールドにあたる漫画版でいくつかオリジナルシーンとして直接的に描かれている。上記の遠回しな存在設定もこれが影響している可能性が高い。


その経緯故にアニメ版でも設定上は彼女が存在していることになっており、その後の第三のキルルは別のOSと関係を持っていることが番号飛びながらも公式化されている。


なお彼女は原作者・吉崎観音先生によって考案されたキャラであり、登場前の没デザインも公式のコンセプトアートで確認できる。

没デザインは今とは容姿が僅かに異なっており、目の色がエメラルドグリーンだった。ちなみに対となるキルルのデザインも原作と劇場版で僅かに異なっている。


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ケロロ軍曹 深海の迷子たち

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