概要
漫画版『BORUTO』において5巻16話で初登場した、木ノ葉隠れの上忍。カワキを乗せた飛行船が火の国国境付近に墜落した際、その調査のために猿飛木ノ葉丸と2人で任務に出ていた。
漫画版
フレームの分厚いゴーグルをかけており、額当てはバンダナ風に巻いている。アニメ版(後述)では若干キャラクターデザインが異なる。
BORUTOからの新キャラクターだが、NARUTO世代の忍者であり木ノ葉丸の相方的な立ち位置で登場。土遁の忍術を使用する。
人物
作中の本人のセリフ等からは性格を推察しづらいが、木ノ葉丸からは
「足手まといになるくらいなら捨て身で仲間を守る……そういう奴だ……」
といった、仲間のために自己犠牲を厭わない内面が語られている。
木ノ葉丸との関係
ナルトがボルトに電話口で2人のことを伝える際に「(木ノ葉丸の)相棒」と表現したり、単行本のおまけコラムにおいても木ノ葉丸が相棒との二人一組(ツーマンセル)を好むという記述があり、下忍時のスリーマンセルとは別に、共に任務をこなす関係であったことが窺える。
アニメ版
CV:笠間淳
アニメオリジナルシリーズである柱間細胞編にて初登場。
漫画版の雰囲気が残る外見に加えて、オレンジ地に白いストライプの入ったネックウォーマーを装着している。
普段は小国の紛争の調停などを行う長期任務に就いており、これまでも3年ほど里を離れていた。
人物
常に合理的な考え方をする性格で、ドライに感じられる態度や厳しい物言いのためにボルトから「感じが悪い」という第一印象を抱かれている。
しかし任務時の堅物さとは一変してプライベートでは特に金銭関連において非常にルーズな面があり、木ノ葉丸にも「同じ人間とは思えない」と評されるほど。また極端なミニマリストで自室にはほとんど物が無い。
木ノ葉丸との関係
木ノ葉丸とは歳が同じくらいであり、何度も同じ任務をこなした腐れ縁のような関係。また、木ノ葉丸はムギノに何度も命を救われた経験があると語っており、柱間細胞編においても単独で動くつもりだった木ノ葉丸を案じて同行したり、戦闘中に彼を庇って怪我を負うといったシーンなどが見られる。
過去
幼少期(CV:真堂圭)は戦争孤児だった。三代目火影・猿飛ヒルゼンに命を救われた過去があり、彼を非常に尊敬している。なお、その孫である木ノ葉丸にはその過去を明かしていない。
「殻」編
漫画版・アニメ版ともに、飛行船調査任務時に対峙した「殻」の外陣(アウター)、青との戦闘の際に殉職。青により致命傷を負わせられ、最後の力で自分ごと相手を土遁・岩宿崩しに巻き込み、命を落とした。
アニメ版ではその後、ボルトと木ノ葉丸が彼を偲ぶシーンが描かれている。