概要
『メタルヘッド』とは、「高平鳴海」によって制作された、サイバーパンクTRPGである。
それまでファンタジーが主流であったTRPGに「サイバーパンク」を題材にした日本で初めての作品である(海外製なら『シャドウラン』『サイバーパンク2.0.2.0.』等がすでにあった)。
とは言え、メインとなる舞台は日本ではなくアメリカだったりする。
シリーズ作品として、
『メタルヘッド・マキシマム』
『メタルヘッド Frontier 2150/d20 エディション』
『メタルヘッド・エクストリーム』
が発表されている。
ゲーム内容
過去の戦争や環境汚染により国家が崩壊してしまっている近未来の地球。
高度な科学文明の恩恵を受けている巨大未来都市がある一方で、それ以外は果てしない荒野が広がり、開拓者や夜盗が弱肉強食のサバイバルを繰り広げている。
この世界でプレイヤーは「ハンター」となり、「ハンター協会」に所属しながら、多種多様なプロフェッショナルたちとチームを組み、ありとあらゆる仕事をこなしていくことになる。
キャラクタークラス
基本クラス
- ランドブラスター:メカ操縦の専門家
- ネットライナー:所謂ハッカー
- バウンサー:生身戦闘(と言っても大多数がサイボーグだが)のプロ
- ハスラー:賞金稼ぎの何でも屋。賞金首に掛けられた賞金を受け取れるのはハスラーだけ
- 誤解の無い様に書いておくと、ハスラー限定なのはあくまでも「賞金稼ぎ」のみであり、ハンター協会からの仕事を請け負って依頼料を貰う事はハスラー以外でも可能。
- イノセント:超能力者
サブクラス
- ロードラッシャー:飛ばし屋
- ブロックバスター:コンバットシェル(大型パワードスーツ)特化。余談だが人間サイズのオートプロテクターなら誰でも扱える(コンバットシェル技能が要らない。逆に必要筋力が存在するが)。
- ネットキャスター:ネットニュースのキャスター
- ハッカー:ハンター協会に所属していないモグリのネットライナー
- ブローカー:商人
- テック・ヒッピー:サイバーパンクそのもの
- ニューウェーブ・シャーマン:極端な言い方をすればUV様(ただしシティ内の人間には無力)。
- ステイムアーチスト:電脳芸術家
- AHPオフィサー:電脳警察(アンチ・ハッカー・ポリス)署員
- アンダーカバー:企業工作員
- ボムサー:ボムシング(グローブに指向性爆薬を付けた地下格闘技。ボム+ボクシング)の選手
- アイオーン:電子生命体
- AI:人工知能
- ミュータント:突然変異体
関連リンク
「マンガ図書館Z」にて、『メタルヘッド』各種資料が無料公開されている。
「イントロダクション (コミック)」
「プレイヤーズマニュアル」
「マスターズマニュアル」
「シナリオブック」
「プリント用シート集」
「ハンドブック(入門向け解説書)」
「サイクロン(追加データ、シナリオ集)」
「コアストライク(コンピュータネットワーク用追加ルール)」
「エキスパートマニュアル」
「シナリオブック」
「ハードブレイク(アングラゲーム用ルール、シナリオ集)」
「クロムビート(メカニックの追加ルール)」
「ブロックバスター」
「シナリオ1:フォート・アルケミスト」
「シナリオ2:ファイナルラップ」
「ヴァーチャル・シティ(ワールドガイド)」
TRPG基本ルールブック、『メタルヘッド(無印)』のフルセットを公開しました (無料PDF版あり) - (株)Jコミックテラスの中の人