概要
- 生息地:惑星カッパドギア
- 種類:宇宙生物
- 全長:推定10m~300m
- 特性:エネルギー吸収
『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』に登場した宇宙生物。惑星カッパドギアに生息しており、蜂の巣の様な住家に大群で眠っている。宇宙船が航行してくると目覚め、無数の個体が一斉に襲い掛かり、対象物のエネルギーを吸収するという厄介な性質(本能とも言うべきか)を持つ。その外見は蛸の身体と、アラクネの半透明体を掛け合わせたようなものである。ただし蛸で言う触手の裏側(口含め)は色がついている。
大きさは大小様々で、大きいものでは300m近い。その他にも推知で10m~20mクラスの小型なタイプが無数に存在しており、あっという間にヤマトの艦尾にビッシリと貼りついている。また、当生物はオリジナルにおける、バラン星の原住生物バラノドンの代わりと言えなくもない。
生態的特徴
当生物は群体で行動し、目標物に張り付いてエネルギーを吸収する性質を持っている。そのことから、エネルギー兵器で迎撃しようとすると逆効果を生んでしまう。それだけではなく、下手にビームを打ち込むと、吸収しきれずに膨張して自爆するようである(確証は無いものの、それらしき場面がある)。
経歴
カッパドギアで眠っていたところで、ヤマトとガトランティス艦との戦闘が飛び火した影響で復活。大量のメデューラが飛び出し、高速飛行するヤマトらを追いかけて、遂には追いついてしまった。群体で襲い掛かったメデューラは、ヤマトに執りついて破損個所から触手を差し込んで、エネルギーを吸収し始める。
この影響で波動防壁のエネルギーが失われてしまい、数分もしない内に航行不能になるとの危惧が生じた。片やガトランティスのククルカン級襲撃型駆逐艦にも群がり、あっという間に張り付いてしまった。しかもビームをもエネルギーとして吸収してしまい、中には吸収しきれずに爆発してしまう個体もある。ガトランティス艦はエネルギーを吸い尽くされて航行不能、墜落して爆沈した。
ヤマトもローリングで弾き飛ばそうとするも、引きはがすことが出来ず、無理を承知での緊急ワープを敢行。次元境界面によってメデューラが引きはがされ、難を逃れる事となった。しかし、残った大型の1体が惑星上で大爆発を引き起こしている。
モチーフ
これは正式な資料が存在するわけではないが、メデューラのモチーフ(基ネタ)は、東宝が作成した特撮映画『宇宙大怪獣ドゴラ』ではないかと推測される。というのも、その半透明な身体と蛸の様な外見が共通しており、炭素なら何でも巻き上げて取り込んでしまうという生体からも、その可能性を見せている。