概要
アメリカにあった楽器製造会社。
1956年、リッケンバッカー社の職人だったセミー・モズレー、アンディ・モズレーのモズレー兄弟が創業。「モズレー」と出資した地元の牧師「ボートライト」の名を合わせて、ブランド名を「モズライト」とした。
ギターのボディに施されたジャーマン・カーヴが特徴的。
1960年代にエンドースしたベンチャーズの人気で名を上げ、日本でも「エレキ・ブーム」により人気を博した。
フレッド・ソニック・スミス(MC5)やジョニー・ラモーン(ラモーンズ)、リッキー・ウィルソン(B-52's)、日本では寺内タケシや加山雄三らの使用でも有名。
セミー・モズレーは職人として優れていたが商売のセンスはなく、設立当初から困難な経営が続いた。
1992年、セミー・モズレー死去。未亡人ロレッタ・モズレーがモズライトを相続。
1994年に倒産。
日本のフィルモア楽器や黒雲製作所が生産を続けていたが、ロレッタ・モズレーが商標権に関する訴訟を起している。