概要
バイクのジャンルの一つ。
始まりは1970年代のアメリカで始まった、オンロードとオフロードが混在するコースで競うレース。
これが1980年代にフランスで発展し、それまで暫定的に呼ばれていた「スーパーバイカーズ」をフランス語訳した「スーパーモタード」がジャンルとして定着。
以降、欧米で人気を博した。
やや遅れて日本でも認知されるようになり、1998年にカワサキが国内初のモタード形態の新車であるDトラッカーを発売。
これに他メーカーも追従し、250ccクラスのモタードが活況を呈するようになる。
メーカーによっては400ccクラスにまで進出し、250ccにはないパワフルさで上級者の支持を得た。
しかし、排ガス規制の強化によりベースとなるオフロードバイク自体が減少すると、モタードは車種整理の対象となり、2019年にホンダ・CRF250Mが生産終了したことで国産メーカーによるモタードの販売は無くなった。
形態
オフロードバイクをベースに、ホイールとタイヤを前後17インチのオンロード用に交換するのが定番。
日本では400ccまでしか誕生しなかったが、海外では1000ccを超えるモデルが新車販売されるなど、スケールはけた違いである。
関連項目
スーパーモタード:正式名。