「会えて嬉しいぞ、弟!よろしくな。」
プロフィール
概要
アークとアウターリムで暗躍する部隊「アンダーワールドクイーン」のニケ。
アークの裏社会の三大組織のひとつ「牡丹会」を率いるボス。
牡丹会のモチーフは中国マフィア。
アークの裏社会の三大組織の中では、一番勢力と資金力が弱い。構成員は全員男性である。
かつては牡丹会の幹部にのみに「黄金竜のエンブレム」を先代のボス自らが授けていたが、モランの代になってから構成員全員に配るようになった。
名前の由来は他のアンダーワールドクイーンのニケ同様、花の名前から採られている。
2023年3月の限定イベント「CHERRY BLOSSOM」でNPCキャラとして初登場。
以降、メインストーリーにも登場しており、長らく彼女の実装がプレイヤー達から待たれていたが、2024年1月の限定イベント「DIRTY BACKYARD」でようやく実装された。
容姿
腰まで届く黒髪ロングに、赤のインナーカラーが入った美女。眼が赤い。
着用する衣装は満州服をモチーフとしたもので、豊満な胸が露わになったデザインとなっており、各所に牡丹の模様が入っている。
ロングスカートな上にズボンを履いているため、残念ではあるが射撃時のお尻は堪能できない。
その上から、龍の刺繍が入った黒のロングコートを羽織っている。
赤色のレンズが入ったラウンド型サングラスを愛用。
普段はテンプル(つる)を胸元からブラ下げているが、真剣な場面になると着用する。
性格
黙っていれば美女だが、口を開くと荒っぽい男言葉を話すというギャップがある。
調子がいいと自分を「お姉様」呼ばわりすることも。
本来は気が弱い物の、敵を相手にした時は強気な姿勢を崩さない。
そして、身も蓋もない言い方をすれば馬鹿。
思っていることを裏表隠さずに話してしまう癖があり、相手に細かい気配りをできない、暗算ができないなど、その性格及び能力からすればとてもカタギの仕事には就けそうにない。
ついでに言えば全部顔に出るタイプなので隠し事も上手くない。
また、阿漕な商売にも手を出していないので、アンダーワールドクイーンの中では一番金回りが悪い。
モランの性格は、アンダーワールドクイーンの同僚であるサクラとロザンナにも把握されている。
アンダーワールドクイーンが出動する作戦では、サクラとロザンナの二人だけで作戦会議を行ってモランはノケモノにされ、実際に作戦が行われてからモランは作戦概要を知る、ということが多い。
これはモランに教えたら、顔に出てしまうタイプのモランを見れば何が起こるか察知されてしまうため、このため、サクラやロザンナはあえてモランに教えない事で情報漏洩を防いでいる。
一方で連絡を取らない弊害で何も知らないモランが二人の計画に意図せず首を突っ込み、引っ掻き回す事もあるので、サクラとロザンナの頭痛の種でもある。
それだけでなく二人からも金銭関連では信用されておらず、牡丹会の運営資金が尽きて借金を懇願した時も断られている。
これはそもそも、牡丹会は下記の理由で金回りが悪く、ロザンナやサクラからもモランが金を返せる見込みが無いとみなされているためで、金の貸し借りに関して二人がしっかりしていると言う事でもある。
しかし、牡丹会が組織員を「家族」とする擬似家族の侠客組織である上、どんなに自身が困窮しても仁義を大事にする義理堅い面がある。
ちなみに指揮官も牡丹会の家族として見ており、指揮官を「弟」と呼ぶ。
仕事の報酬では相手から金を取ることを好まず、物品で貰うことにこだわり、それを売ることで牡丹会の運営資金としている。
また、裏切られることを嫌っており、牡丹会が仕切るアウターリムのシマで、自分達への背信行為を行っていた住人達を徹底的に殲滅するという、冷酷な面も持ち合わせている。
モランの性格上、彼女一人で牡丹会を仕切ることは難しいため、側近の「ジン」が手助けをしている。
なお、ジンは厳つい見た目の割に頭脳派であり戦闘には向いていないとして、肝心な時に戦闘には参加せずにどこかへ消えてしまうため、彼女からツッコまれている。
※ただし、ジンが頭脳派であることは間違いでは無く、火の車である牡丹会の財政状況を投資で資産を増やして破産状況を回避したりしているので、荒事に連れて行く人物では無いのは確か。荒事に連れて行って彼が巻き込まれたら間違いなく牡丹会は立ちいかなくなるのは間違いないので、その状況を避けるためにジンは荒事の際には姿を隠していると思われる。
武器
使用するアサルトライフル『(※)ドラゴンヘッド』のモデルは、中国の銃火器メーカー中国南方工業集団公司と傘下グループ第208研究所が、設計・製造したブルパップ方式の自動小銃『95式自動歩槍/QBZ-95』。
第1世代の自動小銃の「87式自動歩槍/QBZ-87」を全軍に配備する予定だったが、一般部隊への先行配備する形での試験で中国人民解放軍の要件を満たしておらず、兵士からは多くの苦情が寄せられた為、それに対応するために開発された。
現在は中国人民解放軍の他にカンボジアやスリランカといった、東南アジア諸国の特殊部隊などで採用・運用されている。
モランの物は追加オプションとしてキャリングハンドル上部にホロサイトを搭載。
弾倉底、トリガー、フロントサイト、ケースディフレクターは赤く塗装され、側面には中国絵画風に金の龍が描かれている。
※ 釣鐘のつり手の事で、音がよく響くように吠える事を好む蒲牢(ほろう)という、中国神話の怪物を装飾したのが起源とされている。
ゲーム内での性能
レアリティ | SSR |
---|---|
クラス | 防御型 |
コード | 電撃 |
武器 | アサルトライフル |
バースト段階 | Ⅰ |
パラメータ
HP | 711,171(Lv.200) |
---|---|
攻撃 | 17,059(Lv.200) |
防御 | 5,015(Lv.200) |
受けたダメージによって防御力を上げる事が出来る優秀なタンク役として活躍出来る。
頻度の高い挑発に加え、瀕死になっても3回までならHPを回復して切り返せたりするため、非常に使い勝手が良い。
更に味方に対して被ダメダウンや防御力アップもバラまけるので全体攻撃に対しても保険をかけられる。非常に良く出来た姉御である。
一方で、バーストスキル中はハイド不可と言うデメリットがあるため、バーストスキルを使用する場合は注意しておこう。
(ハイド不可になるとリロードも出来なくなってしまうが、バーストスキル中は弾数が無限になるので心配はいらない。)
このため、高攻撃力やスタックでの即死がある敵などに対しては杓子定規な対応が出来ない事も多いので、動き方は考えておくと良い。
また、頻度が高い挑発と高い防御力、HPを盛り返せる性能はアリーナで非常に活躍出来る要素でもある。普段の戦闘に加えアリーナでも活躍出来るので、獲得した指揮官の皆さまは優先して育てても良いだろう。
総評すれば、場所を選ばず、特にアリーナで輝ける優秀なタンク。
アサルトライフルで使い勝手も良い。
アンダーワールドクイーンの中ではトップの評価を受けているニケである。
余談
- アンダーワールドクイーンの中では最も登場が遅かったニケ。サクラは2023年3月末に実装され、ロザンナは2023年6月頭に実装されたが、モランは2024年1月下旬と他二人に比べて実装が格段に遅かった。
- 初期デザインはミリタリーチックで胸にサラシを巻いており、ショートカットだった。こちらのデザインも好きな人がいるので、別キャラとして再登場を期待する人もいる。
- サクラやロザンナ以外にも様々なイベントやストーリーでハブられる事が良くネタになる。blablaで話しかけても無視をされ、サクラとロザンナの会話にも入れない(内容を把握し、提案するだけの頭脳が無い)。
更に2024年の水着イベントではサクラとロザンナの水着が実装されたのにモランには何もなく、イベントの登場も少しだけと言う不遇っぷりである(これについては一時的にアークを離れなければいけない二人の代わりにモランが牡丹会に加えて両組織を一時統括するとストーリーの理由付けはキッチリされている)。さらに言えば2024年9月現在、サクラとロザンナには別衣装が実装されているが、モランには別衣装が無い。一方で、その不遇っぷりがネタになり話題になっているのもあってか、ユーザーからは愛されている方である。
関連動画
NIKKE紹介 - モラン(Moran)