「組織の力を借りようとするならば、まず私の心から動かしてみてください。」
概要
陣営 | テトラライン |
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部隊 | アンダーワールドクイーン |
武器名 | 一弦琴 |
一人称 | 私 |
指揮官の呼び方 | |
声優 | 小林沙苗 |
デザイン | DDUCK KONG |
イラスト |
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アークとアウターリムで暗躍する部隊「アンダーワールドクイーン」のニケ。
アーク裏社会の三大組織の一つ「清明会」の当主でもあり、いわゆるヤクザのボスである。
サクラは清明会先代当主の娘であった。数多くいた当主の子供は大人になる前に全員死んでしまったため、大切な世継ぎとして彼女は何一つ不自由なく、大切に育てられた。しかし先代当主がアークの技術でも治せない病気に伏してしまった事で幸せな世界は脆くも崩れ去ってしまう。跡継ぎを巡って組織内で大きな争いが起き、また清明会を狙う外部の者も現れ、父が築き上げてきた世界が醜く破壊されていくのを無力な少女でしかないサクラは、ただ見ている事しか出来なかった。
そして当主が病死した日、彼女は自らニケになる事を選び――懐の刀を胸に刺して自殺。刹那を捨てる代わりに永遠の体を手にした。
ニケとなったサクラはまず組織の立て直しを図った。疲れを知らない不死身の身体を使って外部から来たよそ者たちを容易く追い払い、先代当主から仕えていた手下たちには忠誠を誓わせ、裏社会の権威や立派な屋敷、組織への畏敬などを全て引き継いで父が築いた世界を守り抜いた。しかしニケ故に妊娠する事ができず、先祖代々続いてきた清明会ボスの血筋が途絶える事態となってしまう。やむなくサクラの子ではなく優秀な者に跡目を継がせるが、指揮官と出逢ってからは自分が守り抜いた世界を捨ててでも彼が欲しいと思うようになり、組織の維持と指揮官への恋慕を天秤にかけて心が揺れ動いている。そして組織と指揮官を同時に手に入れられると確信した時、彼を夫として迎え入れると宣言した。
余談だが、遺失物「ニケ実験反対のプラカード」によると67.7%の確率で適合手術に失敗して死亡、成功した32.3%のうち半数が同じ顔を持つ量産型になるとされ、独自の容姿を持つ特化型になれたとしても99.7%が記憶喪失や精神錯乱といった副作用を訴えるという。手術の成功に加え、記憶の維持や精神の安定にも成功したサクラは如何に幸運だったかが窺える。
※ただし、上記の遺失物は第一次ラプチャー侵攻時のニケ運用実験時の物で、かつ『ニケ反対派』が作成した物である事に注意は必要である。正式な運用後の適合手術の確率は実は明示されておらず、ラプチャー侵攻から100年の間にニケとなる確率の向上や副作用の克服などがあった可能性はある。
彼女が率いる清明会は、アーク設立当初から存在する最古参の組織で、清く明るいという組織名に従って筋の通った運営・言動を心掛けている。裏社会のルールを知った上で破った小規模アウトロー組織には容赦のない制裁を加える一方、行き場を失った彼らを傘下に加えているため規模は牡丹会やヘッドニアを上回る(イベント『Cherry Blossom』ではリバティという組織を傘下に組み込んだ)。その影響力はアウターリムだけに留まらずアークの生活地区にも及んでいる。
ちなみにモランにはジンが、ロザンナにはコンシリエーレという名前と専用の立ち絵を持った右腕がいるのだが、何故かサクラにはいない(名も無きモブ組員がその役割を担う)。
アンダーワールドクイーンはテトララインCEO・マスタングによって創設され、両者の間には「花の誓い」と呼ばれる密約が結ばれている。これはニケによる永遠を約束する代わりに、無法地帯のアウターリムに秩序をもたらし自滅によるアークの崩壊を未然に防ぐというもの。この密約により清明会、牡丹会、ヘッドギアの三勢力は表向きこそ抗争しているが、裏では協力体制を築いている。選出の理由についてマスタングは「闇を知る者だけが、闇に飲み込まれないからDESU」「アウターリムとArk、どちらも理解SI 闇の中で生きてきた人ですKARA」としている。マスタングの後ろ盾があるからかアークへの出入りも自由だが、表社会に顔が割れないよう細心の注意を払っている。
誰に対しても丁寧な口調で話し、道理を重んじる誠実な性格。熱血漢でうるさいモランやギャングとしての凄みがあるロザンナと比べて物腰が柔らかいと言える。一方で厳しくあるべき場も弁えており、また巧みな話術を駆使して真意をはぐらかし、銃弾が横をかすめても微動だにしない胆力など、ヤクザのトップらしい油断ならない部分も持ち合わせる。剛柔併せ持つ性格により組員達からの忠誠と信頼を勝ち取った。なお、清明会で彼女がニケであることを知る者は極少数であり、ほとんどの構成員は彼女を人間だと思っているのだという。ニケは特殊なナノマシン「NIMPH(ニンフ)」によって人間に危害を加えられない制約が課されているため、ヤクザやアウトロー相手の抗争では部下に対処させている模様。
黒髪を後ろでシニヨンにまとめた和風美人。煙管を右手に持ち、黒い和服調の衣装の上からロングコートを軽く羽織る。腰から下はチャイナドレスのように切れ込みがあり、立ち絵ではそこから黒パンがチラ見えしており、射撃時になると生足が露わになる。左肩に桜の刺青がある。後述する、着せ替え衣装の射撃時の後ろ姿ではそれがはっきりと見える。
名前の由来は他のアンダーワールドクイーンのニケ同様、花の名前から採られている。その名の通り由来はバラ科サクラ属の花木「桜」である。同じ名前を持つ桜には興味がある様子。
2023年3月のイベント「CHERRY BLOSSOM」にて実装。独り身であるサクラは、結婚して清明会の跡継ぎを産むよう組員から度々具申されているが、ニケになった彼女は既に子供を産める体ではなかった。彼らに示しをつけるため、そして安心させるためにサクラは一計を案じ、指揮官と偽装結婚、地上から来たという伝説の桜の下で愛の告白をする事で「未来をともに歩く想い人がいる」と知らしめようとする…という内容になっている。
着せ替え衣装
黒夜密行
2023年6月のアップデートでコスチュームショップに追加された。清明会に代々伝わる衣装をサクラに合わせて改良したもので、忍者を彷彿とさせるものとなっている。
しかし、その衣装はかなりスケベなものであり、和服とボンデージを掛け合わせたようなデザインに、サイハイソックス、前から黒パンが透けて見える全身タイツ、ノーブラの乳暖簾、などなど大変目のやり場に困るものとなっている。
ビジュアル的に類似しているため対魔忍と呼ばれる事もある。
スケベ衣装の割には隠密性が高いようで、イベント『Queen's Order』では誰にも気付かれる事無く清明会の隠れ家へ辿り着いていた。
なお、立ち絵をタップ(パソコン版ではクリック)すると、印を切って口寄せの術を行い、カエルを召喚する。成功すれば巨大なカエルを召喚するが、たまに失敗して小さなカエルを召喚することも。
ブルーム・イン・サマー
2024年7月に開催された夏イベントで、別形態として水着を着たサクラが実装された。
詳細は個別ページにて。
武器
『一弦琴』は箱型弾倉のレバーアクションスナイパーライフルという超変態銃
外観からして銃のモデルはアメリカのウィンチェスター・リピーティングアームズ社が、19世紀末にロシア帝国軍の要望で開発した『ウィンチェスター M1895』だと思われる。
上部にはユナートル製8倍狙撃スコープの他に、銃口にはフロントサイトとフラッシュハイダーを搭載している。
またアンダーバレルには銃身を掃除するクリーニングロッドが収納しており、旧日本軍の小銃を連想させる。
一弦琴は実在する楽器で、弦が一本だけの箏。
なお、サクラの家には実際に射撃が可能な状態の火縄銃まで管理されているという。
ゲーム内での性能
レアリティ | SSR |
---|---|
クラス | 支援型 |
コード | 灼熱 |
武器 | スナイパーライフル |
バースト段階 | Ⅰ |
パラメータ
HP | 647,453(Lv.200) |
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攻撃 | 21,307(Lv.200) |
防御 | 3,909(Lv.200) |
非常に特化した性能を持つ、局地戦型ニケ。
はっきり言えば、迎撃戦コンテンツ最強とされる特殊個体アルトアイゼンへのカウンターニケ。
ルドミラと組む事で、初回のバーストスキルに限り30秒間風属性の敵の攻撃を全無効化する事が出来、特殊アルトアイゼン攻略のスタンダードデッキの一つと見なされている。
バーストスキルクールタイムを短縮するスキルもある他、味方全体に対する防御力アップのバフも持つ。
一方で風圧相手の敵以外にはあまりパッとせず、風圧攻撃のダメージカットも初回のみなので、長期戦ではやや分が悪くなる。
攻撃力や与ダメを増やすスキルは無いので、火力増強には別のニケをあてがう必要がある。
バーストスキルも40秒のクールタイムなので、もう一人バーストⅠのニケを用意する必要があったりするので、編成には気を付けておきたい。
関連動画
バージョンPV - CHERRY BLOSSOM
キャラ紹介 - サクラ (Sakura)