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レバーアクション

ればーあくしょん

レバーを前後に動かすことで銃弾を排莢、装填する機構、或いはそれを用いる銃のこと
目次 [非表示]

概要

連発銃の黎明期に開発された、連発ライフル用の装填機構。

トリガーガードと一体化したレバーを前に動かすと排莢され、後ろに動かすと次弾が装填される。


ポンプアクションに比べてしっかりとした肩付けが可能で、ボルトアクションよりも動作が速い。しかしながらポンプアクションよりは動作が遅く、ボルトアクションよりも部品が複雑化して精度が上げにくい。

部品の複雑化は強度にも悪影響を与え、強力な弾薬の使用は避けられる。初期は拳銃弾しか使えなかったほど。

また弾頭形状も選ぶ。先に入れた銃弾をどんどん奥へ押し込むチューブ型弾倉であるから、センターファイア式(雷管が薬莢底面中央にある)で先のとがったライフル弾を装填すると、衝撃により後ろの弾が前の弾の雷管を突き刺して暴発させかねないのだ。暴発が起きなくとも銃弾の変形を起こす可能性があり(特に鉛がむき出しのソフトポイント弾)、それにより命中精度の低下といった問題を引き押してしまう。

そのため弾頭がとがってないものを使うか、強力な弾薬にしづらいリムファイア式にするしかなく、どちらにしても殺傷力は大きく落ちる。

更に伏せ撃ちもしにくいとあって、結局軍用銃としては採用されず、民間でもポンプ、ボルトアクションに居場所を奪われているが、.22LRと相性が良いため小型動物の狩猟用のモデルはそこそこ人気がある。


しかしながら、独特のビジュアルと操作感から現代でも少なくないファンが存在し、現代でも生産は続けられている。

現代のものは技術の向上により.500S&W弾のような強力な弾薬が使用可能なモデルも登場している。


スピンコック

レバーアクションの特殊射法。スピンローディングとも。

ジョン・ウェイン拳銃無宿スティーブ・マックイーンターミネーター2シュワちゃんが披露したのが有名。

銃を右手のみで構え、発射後に右手のみで指をレーバー部のループに入れたまま銃を一回転させてレバーを動かし、装填する。詳しくは動画を検索してみるが吉。


片手で操作が可能な点が魅力的だが、経験者曰く下手をすれば銃を肩や顔にぶつけて地獄を見るそうな。

また、回しやすいようにレバー部のループを大型化したもの(所謂ランダルカスタム)を使用する事が多いのだが(通常のものでも不可能ではない)、シュワちゃんも撮影中に通常のレバーのものを使用してしまい指の骨を折りかけている。

なお、自主規制により強度が弱いエアソフトガンで行うと高い確率で銃を破損させてしまい泣きを見る事となる。


関連項目

ライフル ショットガン

M1873 M1887

ジョン・ブローニング

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