概要
「駒があると随分と楽しくなりますね。勝敗の決まりきったゲームは傍観するに尽きます。ええ、お前もそう思うでしょう?」
大型イベント「鏡像論」で登場したモリドーは一貫してゲス顔、ゲス言動、ゲス行動の三拍子の揃った悪役とし活躍。
水面下にて暗躍を繰り返し、パラデウスの勢力を広げていた。
そして、ラストシーンにて露わにしたその本性がNYTO形態のモリドーであった。
変貌
「もはや用済みですね、”わたし(おねえちゃん)”。」
「何をしようとしていたかは今となっては知る由もありませんけどォ…お父様を裏切っては…いけませんよォ…!」
実は彼女、指揮官が同行していたマホーレンとは姉妹同士であり、彼女をNYTOとして見捨てられた存在と見下していた。
元々工作用に作られたNYTOで会ったらしく、双子の片割れである戦闘要員のNYTOとしての個体が彼女(素体は本拠地で秘匿されていた模様)。すなわち彼女はマホーレンと同一人物の存在であった。ちなみにマホーレンが戦闘能力を持たなかったのも、妹が戦闘全般を担当していたため。
ストーリー内では指揮官に同行していたマホーレンがパラデウスを裏切った事に気付き、指揮官ごと始末しようと画策(プラス情報収集をしようとしていた)。
まず手始めに、マホーレンとの合流場所へわざわざマホーレンと同じ格好をして変装し潜入。
声と容姿が瓜二つなのを利用してグリフィン小隊を嵌めて情報を得ようとするが、当然言動がサイコパスなのですぐにバレてしまった。
しかし丁度その時マホーレン(本物)が来た為作戦を変更。場をナルシスに任せて指揮官のところへ向かう(ちなみにナルシスは彼女が裏切り者に変装した様に一瞬ドン引きしている)。
背中にしまっていた捕脚を展開し、指揮官と合流し安堵していたマホーレンを捉えて拘束。
モリドーはなんと指揮官への嫌がらせの為だけにいきなりマホーレンの心臓をブチ抜き(なんとそのシーンはちゃんとグラフィックになっている)こちらに接近してくる。
心臓を穿たれたマホーレンは、最後にどうにか指揮官へ言葉を贈ろうと微笑みかけようとするが、モリドーの凶刃によって昏倒。結果この一撃でマホーレンは死亡してしまう。
NYTO形態のモリドーは様々な要因が重なったために、満足に反撃すらできず取り逃がすこととなってしまった。そもそも彼女にはゲーム内でも接近すら十分に行えていない上、コリブリやデリンジャーの援護がなければメンバー全員が命の危機に晒されていたほど危険な状況であった。
NYTOバージョンの容姿
表情も変身前より邪悪なものに変わっており、主な戦闘こそ私兵兼妹の個体に任せるものの、いざというときは自分から戦闘に参加するなど好戦的になっている。
主な外形は姉妹機と同じく節足動物モチーフなのか、蜘蛛のような姿をしている。
なお、人間態と違って髪が真っ白であり、全体的に華奢である。そして、顔にはニヤニヤとした笑みを常時浮かべており邪悪な印象が漂ってくる。ここは人間モードと全く変わらない。
全体的な姿形は妹とほぼ変わらない。しかし能力面は全く逆であり、彼女は先端に蛇のような意匠を持った四本の捕脚を駆使して攻撃を行うバリバリの攻撃タイプ。
捕脚、四肢を合わせて丁度足が八本の蜘蛛に見えるデザインとなっている。
SDでもうねうねと捕脚を動かしながら不敵にマップ内を歩き回っている。
その動きからついたあだ名が「スパイダーマン」。(しっかりファンアートも大量生産されている。)
なお、四本あるうちの上の捕脚二本はどっかの賞金稼ぎの武器のような針型、下の捕脚は蛇の頭のような形になっている。マホーレンを殺害したのは前者の針である。
ステージ内での作戦能力は脅威の「18675834」、勝てる気がしない。そもそも勝てない。
その為ステージではうまく彼女を避けて通らなければいけない。言わば敗走戦である。
なお、同じステージには彼女の面倒な妹もいるため(加えて自由に動き回っている)ただ逃げれば良いというステージではないので、慎重に部隊を進めよう。
以外にも、融合勢力の頼もしいメンバーを使用すると、彼女らが視界を確保してくれるため、あっさり逃げ切れるのでお勧め。
本編最後では
本章最後では指揮官に追い詰められたものの、とある行動を取ってマホーレンを殺害させつつ逃げおおせた。なお、本人は指揮官を舐め腐っていたためかなり油断しており(実際護衛もつけずに出歩いていた)、もう少し早く攻撃を加えれば仕留められたと考えられる。
また、余談だがプレイヤーからは変装について、「マホーレンが服変えてきたら一発でばれるだろ。」とかなり笑いものにされていた。