我々の完敗です お見事でした
プロフィール
概要
近界の国家の一つであり、現在アフトクラトルの属国となっているガロプラの軍人で、玄界遠征部隊隊員。丁寧な口調とスポーツ刈りが特徴的な少年。
仲間からは「ラタ」のあだ名で呼ばれている。
人物像・活躍
同い年で同じ部隊のレギンデッツと比べると落ち着いた性格。また、年下(だと思っていた)の風間さんに対して丁寧語で話したことから育ちの良さを窺わせる。
天羽によると、「A級以上のいい色してる(=実力がある)」とのこと。
ボーダーの遠征艇の破壊工作作戦にあたっては、大量に放った集団戦闘用トリオン兵「アイドラ」の群れに紛れてガトリン、ウェン・ソーとともにボーダー基地に侵入。最短経路で遠征艇の元へ向かうが、風刃を装備した迅に遭遇し、攻撃はシールドで防ぎ逃げ切るが、ここで彼に遭遇したことで行動を予知されてしまう。
その後、那須の追撃を食い止めるために二手に分かれ、ガトリンと遠征艇が格納されているドックまで到達。先回りしていた太刀川、風間、小南、村上と交戦。
その内の風間を担当するが、片腕を切り離して囮にした釣りに引っ掛かり敗北。新型の脱出トリガーで帰還する。
数日後、情報収集と玄界への興味を理由に玄界市街の調査を願い出て、レギンデッツを伴って生身で三門市街に赴くが、予知で先回りしていた商店街で迅と、レギンデッツの顔を覚えていた陽太郎らと遭遇、場所を移して、林道支部長を含めた玉狛支部の彼らと会談する。玉狛側は玄界から手を引くことと、今後攻めてくるであろうアフトクラトルの属国の情報を条件に、ボーダーの近界遠征を50日程度遅らせることを提案する。
当然ガロプラは自分たちにとって都合が良すぎる条件を訝しんでおり、実際この殆どは試験や研修の期間といういわば“予定通りの遅れ”であったが、「できるだけ近界と仲良くしたい」「今後も手を組みたい」という迅の言葉を聞き、自身が思っていた疑問である「『母トリガー』をどうやって手に入れたのか」を聞き、一度帰還して部隊に相談した上で、再度の交渉時には迅のサイドエフェクトを試した上で玉狛の条件を承服し、通信機兼発信機用トリガーを渡し、玉狛支部との同盟を締結する。
しかし、交渉の場に同席していた遊真によるとこの交渉の中で1個だけ「ウソ」があったようで…?
踊り手(デスピニス)
ラタリコフが使用する、背中から射出した複数のブレードリングを操作するトリガー。遠征艇を巡る攻防では使わなかったが、リングを繋げて鎖状にしたり、平たく円盤状にしてシールドに使ったりするアイデアもあったらしい。
これ以外にもゲートを発生させるトリガーやトリオン体の見た目を変える変身のトリガーや壁に穴を開けるトリガー、更にボーダーのベイルアウトを模した新型の脱出トリガーを備えている。
壁に穴を開けるトリガーは、基地の侵入やボーダーの遠征艇に最短で向かうために使った。壁に貼り付けることで人が通り抜けられるくらいの穴を開け通り抜けると穴をふさぐことができるという、ちょうど『ドラえもん』に登場する「通りぬけフープ」のような性能をもつ。
パラメーター
トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
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8 | 9 | 9 | 7 | 9 | 4 | 8 | 4 | 58 |
作者のキャラ評
きれいな水で育てたボーズ【ラタ】 |
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登場後しばらく葦原に「野球少年」と呼ばれていた澄んだ目のスポーツ刈り。スポーツ刈りになった経緯には深い事情があるのだがそこを描いて読者が喜ぶのか?という疑問は常につきまとう。元々はレギーと髪型が逆だったが、おかっぱを譲った。この先、そこそこ重要な役割を果たしそうな気がしているベリー・インポータント・ボーズ。 |
(JC15巻カバー裏より)
関連タグ
ガロプラ ガトリン コスケロ ウェン・ソー レギンデッツ ヨミ
以下、未アニメ化の単行本23巻の内容が含まれるため、アニメ派はネタバレ注意
「ラタリコフ」は偽名であり、彼の本名はオルカーン・マーダック。遊真が指摘したウソはこの部分。
その正体は髪型を変えて逃亡中の、ガロプラの第四王子である。ちなみに現在の坊主頭に変える前の髪型はロン毛だった。
ガトリン隊の面々はこの事実を把握しており、部隊では上司であるガトリンからも「部隊の指揮権は俺にあるが、ガロプラのことはお前に任せる」と言われている。
なお、こちらの名前の由来は、ブタゴリラの本名である「熊田薫」。あだ名を元にした名前という時点で、本名を隠している事を暗示していたと思われる。