「どいつもこいつもつまんない色のザコばっか」
プロフィール
概要
人物像・活躍
ボサボサ黒髪でパーカー着用し、気だるげな物言いをするダウナー系の少年。
戦闘能力は「風刃」装備時の迅悠一を上回り、単騎ではボーダー内でも最強と言われている。
一方でメディア対策室長の根付曰く、その戦闘する姿は「市民に目撃されると非常にまずい」ほど「人間離れ」しているらしく、ボーダーのイメージダウンを招くとして表に出す事には難色を示していた。
また素行面にも問題があり、その強大な力を周囲への配慮無しで使用するため、建造物や市街地を容易く更地にしてしまう。
「黒トリガー争奪戦」の際に、徹底抗戦の構えを見せる城戸司令が動員しようとした場面で名前のみ登場したが、その前に迅が「風刃」を献上する事で抗争を収めた。
その後の第二次大規模侵攻で初登場。
基地の北西地区及び途中で迅から引き継いだ西地区の掃討を担当。新型のラービット3体を含めたトリオン兵軍団をたった一人で全滅させたが、案の定該当地区は更地と化していた。
とはいえ、人的被害は無く、更地になったのも警戒区域内のみというのもあってか、論功行賞では特級戦功が授与されている。
ガロプラ襲撃時は東の提案により、忍田本部長のもとで後述するサイドエフェクトを用いてガロプラの遠征隊員や人型トリオン兵「アイドラ」の強さを測り、基地内外で戦う仲間たちの支援を行った。
遠征選抜試験では、他のA級隊員らなどに交じって審査官を担当している。諏訪7番隊が思いついた作戦を若村11番隊にも共有するよう提案した香取の真意を推察していたりと、比較的真面目に審査をしている。
また、ボーダー内においては彼なりに交友関係を構築しているものと思われる。
強者と戦いたい願望があるA級8位片桐隊隊員一条雪丸からバトルを挑まれ続けた結果仲良くなったらしい。また、経緯は不明ながら香取隊の若村麓郎のことを「麓郎さん」と名前+さん付けで呼び、彼の義理堅さは評価しつつも弱気な姿勢を憂慮するなど、彼の人となりを熟知している節がある。
戦闘能力
通常トリガー使用時のポジションは万能手。
高水準なステータスを有し、黒トリガー抜きでもA級レベルの戦闘力を有すると予想されるが、詳細は不明。
パラメーター(通常トリガー装備時)
トリオン | 攻撃 | 防御・援護 | 機動 | 技術 | 射程 | 指揮 | 特殊戦術 | トータル |
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9 | 9 | 9 | 7 | 9 | 5 | 2 | 4 | 54 |
黒トリガー
ボーダー初期メンバーの梅咲鉄弥が遺したトリガー。(現時点で名称不明)
一応、上記した周囲を更地にした件以外にも「パワータイプ」「トリガー使用時の外見は異形の姿になる」といった断片的な情報が確認できる。
単純な戦闘能力では風刃装備の迅悠一を上回るボーダーの最高戦力である。
副作用(サイドエフェクト)
「相手の強さを色で識別できる」サイドエフェクトを持つ。
モニター越しでも有効な上に、トリオン兵や集団戦にも対応しているため、中々に便利な能力である。
作者のキャラ評
「ここに空き地を作ろう」 【天羽】 |
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開放的な空間を劇的に演出する戦場の匠。トリオン兵の侵攻を受けて放置されたあの街も、なんということでしょう、匠の手によって、遮るものの何もない広々とした空間に生まれ変わりました。どう見ても近界民より街を壊している。デザインのイメージは「捨て犬」。 |
(JC6巻 カバー裏より)