ランドルフ=フォン=ベルグリーズ
らんどるふふぉんべるぐりーず
CV:金野潤
兵種:ウォーリアー
アドラステア帝国の将軍。ベルグリーズ伯爵家出身で、妹のフレーチェと共に前ベルグリーズ伯の後妻の連れ子だった。現伯爵の次男であるカスパルの義理の叔父。
前伯爵から気に入られ、かつては家督を継ぐ話もあったらしいが、長男(現伯爵)が父を無理矢理隠居させて家を継いだため、その話はなくなった。次期当主は現伯爵の長男(カスパルの兄)であり、地位が低いため武功を立てて分家を興そうとしている。
真面目な性格の好青年であり、妹への愛情も深い。
エーデルガルトが皇帝に即位した後、彼女の政策の一環でガルグ=マク大修道院を攻める軍に加わる。
その後の展開は紅花の章とそれ以外で異なり、紅花の章ではガルグ=マク制圧後、そのまま妹とともにガルグ=マクに駐留する。しかし同盟領制圧後、セイロス騎士団にガルグ=マクを攻められた際、カトリーヌ率いる騎士団に攻めかかって討ち取られた。
蒼月の章においては、戦闘終了後に捕虜となり、ディミトリに「化け物同士」と言われ拷問を受けそうになるが、それを見かねた主人公によって止めを刺される。この際のディミトリとのやり取りで見事に言い負かされたことから、『レスバ最弱将軍』等とネタにされることも。
その他のルートでは、セイロス騎士団が戻ってきたことを察知するも、主人公や教え子たちが帰還して新たな軍を組織したことまでは看破できず、ガルグ=マク攻城戦に敗れて命を落とした。
全ルートの2部で必ず死亡する数少ない人物の一人である。
本作でも登場。帝国将としての立場は変わらないが、ルートによっては最後まで生存させる事も可能となった。また、どのルートにおいても敵味方問わず将として一定の評価をされ部下からも慕われており、本編とは違った面が見られる。
・赤焔の章
帝国ルートの為、最初から味方として参戦。残念ながらプレイアブル化はされなかったが、別任務で離れている時以外は前哨基地内で会話が出来る。また、妹のフレーチェ共々NPCとして度々戦闘に参加、本拠地の防衛や重要人物の護衛に回る事も多い。
帝都アンヴァルが故郷とのこと。
拠点内でも本作の主人公に対し気さくに会話し、フレーチェとも仲良く会話をしている様子が見られる。
しかしストーリーの展開次第では、妹を守る為にとある人物と戦うも全く歯が立たず討ち取られてしまう。その結果、フレーチェは後方に送られてしまい、主人公に敵討ちを託す事となる。
逆に最後まで生存する展開もあり、その場合はフレーチェと共にNPCとして戦闘に参加し最後まで戦い抜く。本編含め最も救われた展開だろう。
・青燐の章
帝国西部より侵攻してくる王国軍に対し、へヴリング領で迎え撃つ為ジェラルト傭兵団を雇用、同時に将として迎え撃つ。
青燐の章では、とある事情から帝国内部が腐敗しており、元は盗賊だった者や能力も忠誠心も到底ない者が将として取り立てられており、離反する将兵も少なくはなかった。
しかしランドルフは、離反する兵士をあえて見逃したりするなど良心ある対応を見せており、ジェラルトからも腐った輩が多い帝国の部隊の中ではかなりマシな方だと本人に告げている。
また、自分が討たれた時は略奪を行う帝国から抜ける様にジェラルトに言い残し、その後の王国軍と交戦でフレーチェ共々討ち死にする事となる。
当該ステージの進行上、フレーチェが先に倒れる事になるが、妹が死亡した後は自ら開門して敵討ちに向かおうとする辺り、フレーチェとは本当に仲がいいことがよく分かる場面である。
・黄燎の章
本作において最も救われないルート。
第一部では、同盟と帝国が敵対している為、交戦する事はあるが直接ストーリーには絡んでこなかった。
第ニ部では、連邦国となった同盟と帝国が盟約を結んだ事で、同盟から見れば友軍の将という立場になった。
しかし煉獄の谷アリルでの戦いにて、カトリーヌ率いるセイロス騎士団と交戦し劣勢に陥る。クロードはカトリーヌらを最小限の被害で討ち取る為、なんと友軍であるはずのランドルフら帝国軍の部隊を囮にして包囲戦を展開。その結果、帝国軍・セイロス騎士団双方に甚大な被害を出し同盟軍は快勝した。
結果、ランドルフはカトリーヌを誘い出す為の囮として討ち取られてしまい、それが原因で後に更なる怨恨を生むこととなった……。
友軍を見殺しにしたクロードのこの包囲戦は、敵であるカトリーヌは勿論のこと、味方である主人公やジュディットからも非難されている。
(もっとも、本ルートは連邦国と帝国が盟約を結んで間もなく、アリルの地にて教団と帝国軍は会戦しているため、エーデルガルトは初めから同盟が教団とぶつかる事を前提に動かしたのかは定かでは無い。結果としてエーデルガルトにすら全容は伝わらなかったため、連合国軍(というよりクロード)が報復されかけていたことも闇のままである。)
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