CV:真田アサミ
学と同期のSDF隊員。シリウス小隊で通信レーダーパートを担当している。
頭脳明晰、運動神経抜群で訓練学校を主席で卒業している。清楚で可憐な外見とは裏腹に、気分屋で図太い神経を持つ。制服のポケットにお菓子を忍ばせている。
実はクラリオス星団共和国大統領令嬢。何かと束縛してくる父親に反発し、成り行きに近い形でSDFへ入隊したが職業意識は高い。
なお、大統領令嬢であったこと自体は黒歴史なわけではないようで、売れっ子作家であるユーリッヒと過去のパーティーで会った事があったからと説得を試みたり、取るのが困難である彼のオペラのチケットを学・ユキを含めた3人分用意したりと令嬢として得た縁はしっかり使っている様子。また、その出自から、戴冠式に臨む一国の皇太子に処世の心得を説いたこともあった。
学に恋心を抱いていたが、肝心要の学が朴念仁なので相当苦労していた。
が、アルフォート戦役終盤に崩壊する敵旗艦から重傷の学と一緒に脱出する際に、学に自分を置いていくよう懇願された際に「絶対にイヤ!あなたのいない未来なんていらない!」と自らの本心を告白したことでようやく心を通わせた。
TVアニメ2期「永遠への分岐点」では学とは完全にカップルとなったようで、危険な任務に向かう彼の身を案じる場面が多くなったほか、勤務時間外には学にしっかり甘える場面も見られた。
なお、嫉妬深い性格なのか、慰安旅行で学が末裏愛と共にテニスをプレイした際や、事故とはいえユキとラッキースケベをかました際には目に見えて機嫌が悪くなった。特に後者に関しては嫉妬に狂って銃を乱射するなど、凄まじい行動を起こしている。
しかし、ただただ嫉妬に狂うわけではなく、TV未公開の最終話「我が心のシリウス小隊」では最終決戦を目前に原因不明のエラーが発生して倒れたユキを気遣った学に対して、決戦への出撃直前に「倒れたユキに貴方が駆け寄ったのを見た時、貴方のことをさらに好きになった」と話すなど、学の根底にある優しさや誠実さを好ましく思っている様子。なお、この際「必ず生きて帰ってきましょう」という約束を込めて学としっかりとキスを交わしている。
関連タグ
有紀学:同期のシリウス小隊隊員にして想い人。彼が戦地に赴いた際にはたまらず追いかけ、咄嗟に身を挺して庇ったこともあるなどとても大切に思っている。なお、基本的に「有紀くん」呼びだが、「永遠への分岐点」終盤のあるシーンでは「学」と呼んでいる。
セクサロイド・ユキ:シリウス小隊の仲間で、数少ない同性の仲間。学を慕っている彼女を恋のライバルと見做しているようだが、それ以上に友人として大切に思っている。任務先での休暇で学を交えて3人でオペラを見にいく程仲はいい。
ファーン・フォート・ドレイク大統領:実父。TVアニメ1期では護衛対象としてシリウス小隊が任務に派遣された事があった。自ら家を出た娘に対して思うところはあるようだが、シリウス小隊隊員として職務を遂行する彼女を誇りに思っており、彼女が危険を冒してまで父親である自分を守った際には「馬鹿な娘だ...」と愛情の混じった声で叱った。ちなみに、大統領の声を当てたのはささきいさおで、その夫人の声を当てたのは上田みゆきと実際の夫婦が声を当てている。(共に松本作品に縁が深いことでも有名)
森雪:松本零士作品におけるヒロインの大先輩。学が雪の想い人そっくりなのに隠れがちだが、1期終盤にルイが言った台詞は「ヤマト2」で雪が古代に言ったセリフに酷似している。のちに意外な繋がりが判明したユキと合わせて、銀河鉄道物語における二大ヒロインは共に彼女が源泉と言えるかもしれない。