曖昧さの回避
- 1.松本零士の漫画「セクサロイド」に登場するヒロインのアンドロイド(セクサロイド)。正確な名前は「ユキ」であり、「セクサロイドのユキ」という意味でこの表記を使われることがある。詳細は該当作品の記事へ
- 2.松本零士原作のアニメ「銀河鉄道物語」に登場する空間鉄道警備隊シリウス小隊所属の医療用セクサロイド。「セクサロイド・ユキ」がフルネーム。本稿では主にこちらについて解説。
概要
松本零士原作のアニメ「銀河鉄道物語」に登場する医療用セクサロイド。所属は空間鉄道警備隊シリウス小隊。名前的に松本の代表作の一つ「セクサロイド」に登場する同名キャラクターからのセルフオマージュと思われる。ただし、ハニートラップが得意な諜報員として活躍するオマージュ元とは違い、こちらは医療・カウンセリング専門であり、本来の意味でのセクサロイド的な役割は劇中では描かれていない。お色気要員ではあるが。
外見上は生身の人間とほぼ同じであるが、人口皮膚の下には機械組織がびっしりと埋まっており損傷した場合には破損部位からスパークが迸ったり、無機物を蝕む強酸性の土壌が広がる惑星では危うく機能停止を起こすところまで追い込まれた。
なお、セクサロイド(ロボット)であるため銀河鉄道での彼女の公的な扱いは「銀河鉄道の所有する備品」であり、ユキ自身も「自分は他の隊員の皆さんとは違う」と一歩退いた姿勢をとっており隊員のパーティーにも積極的に参加することはなかった。だが、学が危機的状況でも自分を救うために自らを危険に晒したことなどから心境に変化が起き、それまで以上に積極的にシリウス小隊の面々とコミュニケーションをとるようになった。
実はシリウス小隊の中では一番の衣装持ちであり、トップ画像にある一体型のボディースーツ(小隊出動時などで使用)の他、スカートタイプの制服(女性隊員でも素肌面積が少ないSDFにおいて貴重なニーハイ仕様である。太ももが眩しい)、パーティーに参加した際のドレスやオペラを観劇する際に身につけたフォーマルドレスなど様々な衣装を作中でお披露目している。
ちなみに、小隊内での活動期間はバルジ隊長と同じかそれ以上という古参。少なくとも学の父・有紀渉が最後の出動をした際にはシリウス小隊の一員として任務に従事していた。
なお、作中においては他の正体では彼女のような医療用セクサロイドの運用は確認されていない。シリウス小隊の隊員数が5人(+ユキ)体制なのに対し、他の小隊が基本的には4名体制なのが原因だろうか?
関連人物
有紀学
自分のことを人間と変わらない「仲間」と認めてくれた大切な人。小隊の仲間に止まらない特別な感情を抱いていると思われる行動も多い。少なくとも、彼からラッキースケベをかまされても満更でもないうえに、その日1日るんるん気分になるくらいは好意的な様子。
また、セクサロイドとして自制することが多いユキが「自分のためのお願い」を打ち明ける数少ない仲間である。
ルイ・フォート・ドレイク
学同様自分を「仲間」と認めてくれた大切な人。学に恋をするライバル的関係ではあるが、ルイとユキの仲は良好であり、学を含めた3人でオペラ観劇のデートに行く程度には仲良し。
一方で、ユキの美しい外見に嫉妬することも。
シュワンヘルト・バルジ
シリウス小隊隊長で、彼が隊員時代からの付き合い。彼が敬愛する前隊長のコートを借用して最終決戦に臨んだ際にはどこからか持ち出してきた旧SDF制服の制帽を差し出すなど他の隊員たちとはまた違った絆を育んでいる。
アデーレ
任務で向かった音楽惑星エンポリュームにて稼働していた演劇用のオートマタ。元々は作曲家ユーリッヒが愛してやまなかったオペラ歌手アデーレが不慮の事故で亡くなった際に彼女の代役として人格を模して制作されたのだが、気難しいユーリッヒには「お前はアデーレじゃない、ただの機械だ!」となじられ劇場奥深くに機能を停止した状態で保管されていた。その後、公演直前にヒロイン役の女優が倒れたことを受け再起動されかけるが、起動用のチップをユーリッヒに抜かれ起動が困難な状態に。
「歌いたい」「ユーリッヒのために舞台に立ちたい」という彼女の「想い」にユキは何か感じたようで起動用チップ抜きで彼女を起動させることに協力、成功させた。だが、そのことによる過負荷でアデーレは人格と記憶を失うことになってしまい、ユキはそのことを悔やんでいる。
レイラ・ディスティニー・シュラ
銀河鉄道管理局総司令。ユキの身の上を知る数少ない人物。ユキのことを案じているようだが...?
???
ユキの外見と基礎人格のモデルとなった人物。なぜ彼女がこの人物を模して作られたのか、いつ作られたのかは不明だが、「モデルとなった彼女に会ってみたい」と願っている。