概要
ギブロ制作、エニックス発売によるSLG「ワンダープロジェクトJ」の第二段。
副題は「コルロの森のジョゼット」。
後述の理由でセーブにはコントローラパックが必須であり、パッケージに付属した状態で発売された。
今回は男の子ではなく女の子型のギジン「ジョゼット」が主人公だが、前作同様にプレイヤーが彼女との生活を通して様々なことを学習させていく内容であるのは共通。
2010年4月12日より、iモード用サイト「スクエニモバイル」にて携帯アプリ版も配信された。
対応機種はFOMA 903i/703iシリーズ以降。
携帯アプリ版の特徴として、オリジナルの会話シーンが追加されている。
主な登場人物
本作の主人公。コルロ島で生みの親ジェペット博士と共に暮らしていたが、博士の急死の後、彼の遺言に従い異国ブルーランドで一人暮らしを始めることになる。CVは前作のピーノ同様日高のり子によるもの。
ジョゼットのインターフェースロボを務める鳥型のギジン。プレイヤーは基本的にこのバードを操作してジョゼットを導いていくことになる。
ジョゼットの少し後にブルーランドへやって来た少年。前作の主人公ピーノの生き写しレベルで外見が酷似している。
ジョゼットの行く先々で出会う神出鬼没な青年。
どうしてこうなったCM
今回の主人公が女の子型になった為か、なんとCMは一般的なギャルゲーのようなものになっており、間違ってはいないがゲームの本質としては誤解を与えた。
前作では友情を育むようなハートフルなものだったのに対して今作はある意味セルフネガキャンをやってしまった事で変な印象を与えるという、まさに「どうしてこうなった」。
余談
作品の前半に比べて後半はダイジェストのような物になっている理由の一つに、前半だけで64のカートリッジの容量を使い果たしてしまっている事が大きいとされている。
本来のストーリーを予定通り作成した場合、ミニゲーム1つだけでロムカセット1個丸々使ってしまう事が分かった為、本来のストーリーの1%のシナリオを前半とし、残りの99%をごっそりカットしたうえでダイジェスト化するしか手段が無かったらしい。
本作ではセーブの後、ジョゼットのセリフに従って電源を切ることが推奨されているが、ゲーム終了時に表示される画面が真っ黒な画面に白い文字というものでややトラウマになった人もいるだろう。とはいえ比較的明るめのBGMに加え軽いノリのメッセージ文章なので品質管理用の信号に比べたらマシな方か。
ワンダープロジェクトJ3という続編が計画されていたとの事。
その内容はジェペット博士の学生時代が舞台となっている。しかし結局企画の実現は叶わなかった。
関連タグ
ワンダープロジェクトJ NINTENDO64 コントローラパック
関連動画
外部リンク
ワンダープロジェクトJシリーズの公認ファンサイト
現在は閉鎖されており、ミラーサイトで当時のサイトを閲覧する事しかできなくなっている。
「なあざさんによる「ワンダープロジェクトJ2」の公認ホームページ…でした。5年間に渡って運営された「赤い洗濯ばさみ掲示板」では、WPJのファンが、制作者の方々が、いろいろな人が織り成す「伝説」が生み出されました。このサイトがなければ、KACKUNが「コルロの灯台」を運営する事もなかったでしょう。…今もなお、その終了を惜しむ声がやみません。」
上記のメッセージを書き記したKACKUN氏が運営していたファンサイトで実質上の後継サイトだった。こちらも現在は閉鎖されており、ミラーサイトで当時のサイトを閲覧する事しかできない。