概要
「ワンダープロジェクトJ 機械の少年ピーノ」とは、アルマニック(後のギブロ)制作、エニックス(現スクウェア・エニックス)より発売されたSFC用ゲームソフトである。
ジャンルは『コミュニケーションRPG』とされるが、どちらかというとSLG、ADVに近い内容である。
※続編の「ワンダープロジェクトJ2」はADVとされている。
ゲームシステム
RPGであるが、主人公ピーノを直接操作することはできず、インターフェイスロボ『ティンカー』(ティンカーベルがモチーフ)を介して命令し、主人公が学習することでシナリオを進めていく。
時折初見殺し的なトラップが配置されており、暖かなデザインの割にはシビアなゲームである。
ストーリー
人間と機械人間のギジンが平和に暮らす国"コルロ島"に暗いカゲが落ちようとしています。
あんなに仲の良かった人間とギジンがなぜか対立し始めたのです。原因は分かりません。
しかし、このままでは、戦争が始まらないとも限りません……。
コルロ島のピンチです!
この状況を悲しんだギジンの開発者のジェペット博士は、何とか両者の関係をもとに戻すために新型のギジンを開発します。
それが、機械少年のギジン4649型"ピーノ"です。
博士は、彼の内部に組み込まれている回路"J"が目覚めた時、すべてが解決するというのですが・・・
(取扱説明書、ストーリーより一部引用)
その他
レトロゲームながら破たん無いアニメーションで滑らかに動くピーノの姿は必見である。
ピーノのボイスは日高のり子が演じている。
設定段階では「プロジェクトJ」という仮題が付けられていて、Vジャンプの公募により「ワンダープロジェクトJ」に決定した。
語感やストーリーに相似性のある小説、アニメのセイバーマリオネットJとは発表時期が近かったこともあってクロスオーバーをネタにした同人誌も描かれていた。
2021年、白熊寛嗣がフルボイス仕様でゲーム実況を行った。
表記ゆれ
(こちらの方が該当作品が多い)
関連タグ
ワンダープロジェクトJ2 コルロの森のジョゼット
(こちらはN64にて発売)
外部リンク
ワンダープロジェクトJシリーズの公認ファンサイト
現在は閉鎖されており、ミラーサイトで当時のサイトを閲覧する事しかできなくなっている。
「なあざさんによる「ワンダープロジェクトJ2」の公認ホームページ…でした。5年間に渡って運営された「赤い洗濯ばさみ掲示板」では、WPJのファンが、制作者の方々が、いろいろな人が織り成す「伝説」が生み出されました。このサイトがなければ、KACKUNが「コルロの灯台」を運営する事もなかったでしょう。…今もなお、その終了を惜しむ声がやみません。」
上記のメッセージを書き記したKACKUN氏が運営していたファンサイトで実質上の後継サイトだった。こちらも現在は閉鎖されており、ミラーサイトで当時のサイトを閲覧する事しかできない。