名前は「編者」を意味する。その名の通り、『マハーバーラタ』の著者で、各プラーナ聖典を編纂・執筆したとされる。
『マハーバーラタ』のほうは正確には口述筆記である。ヴィヤーサが絶え間なく語り続ける内容をガネーシャが筆記したものだという。
彼に帰せられる書物を全て合わせると一人の古代人の手で書くにはあまりにも膨大な量となる。
そのため各聖典の「ヴィヤーサ(編者)」達が一人の人物像にまとめられた結果誕生したのが聖仙ヴィヤーサでは、と推測されることもある。
これは世俗的な観点によるものであり、神話上ではヴェーダを四つに配分・編集したことにちなんだ名前だとされている。
彼が執筆したとされる『バーガヴァタ・プラーナ』において、ヴィシュヌ神の化身の一つとされる。
父親も聖仙のパラーシャラで、彼もまたインド占星術についての聖典を記している。