説明
みらくる☆氏のオリジナルキャラクター。ヒロインの一人(かつ同氏のオリジナルキャラクター)である三好舞子の実の妹で、将来を期待されていた水泳選手。
先生編ではすでに故人であり、素顔は解らなかった。真奈美編では過去の時系列に当たるので、待望の初登場を果たす。
スリーサイズは不明。
ネコのような性格で感情の起伏が激しい。近所に住む主人公を兄の様に慕っており、よく遊びにやってくる。中学生とは思えない立派すぎるものを持っている。絹枝と三好家は幼馴染を超えて家族同然で付き合う仲であり、両家の仲の良さを象徴する重要な人物。
彼女もまた、姉と同等かそれ以上の大食いであり、二人が力を合わせるとパーティーのために用意した食事があっという間に空になってしまい、追加の買い出しを余儀なくされる。
「なって」しまった少女
水泳の実力は非常に高く、若くして強化合宿選手に選ばれる期待のホープだったが、理不尽な病を発病してしまい、引退を余儀なくされてしまう。
描写はあまりないが、真奈美編第一部の終盤に入院していたと、舞台裏での解説がある。
その病を治すためには、海外の高価な薬が必要と診断される。それだけでなく、ある出来事も経験してしまった事もあってか、例え完治は不可能と解っていながらも、姉の舞子は妹のために血眼になって駆け巡ったのである。
私は「生きる」
真奈美編の第二部。彼女に最大の見せ場がやってくる。とある出来事を経験した直後に決死の覚悟を決め、玄関へと向かう。絹枝はもとより、主人公でも困難だった説得を自ら買って出たのである。それはメガネと別称で呼び、あれこれイジワルしていても心の奥では彼女の優しさに動かされていたこと、そして何より「悪口を言うことが許せない」とまで、言わしめる程全てをぶつけ、絹枝以上(作中最大級)に激しく激昂した。
それは、もう間もなく病気で亡くなってしまうことを感じ取っていたのか、生きる叫びを前面に伝えるかのように、強烈なインパクトを与えるのだった。
初登場の時点で常に死を背負っている人物だが、それを微塵も感じさせず、周囲を振り回す元気な姿で両家の間を駆けまわる姿と、過酷な運命とのギャップ差が大きい。仕方がないとはいえ、彼女の退場を惜しまれる声も多かった。