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世にも不幸なできごと

よにもふこうなできごと

1999年に出版された児童書シリーズ。本の冒頭で作者みずから最後の最後までハッピーエンドはなく、非常に不愉快で可哀想な物語であると語っている。
目次 [非表示]

この物語は

ヴァイオレット、クラウス、サニーの

ボードレール家の3姉弟妹に

次から次へと降りかかる

不運不幸災難不愉快なできごとを、

著者が緻密な調査に基づいてつづった記録である。

概要編集

『世にも不幸なできごと』(A Series of Unfortunate Events)は、アメリカで1999年に出版された、レモニー・スニケットことダニエル・ハンドラーによる子ども向けの小説シリーズ。全13巻。全世界で3000万部以上を売り上げている。

作品中に使用した言葉の意味についてところどころで詳しく説明し、うんちくを垂れている部分が、不幸な物語の中で面白みをもって全体を引き締めている。


あらすじはボードレール家のヴァイオレット、クラウス、サニーの元に訪れた両親の死の知らせ、三人を引き取った遠い親戚オラフ伯爵は膨大な遺産を横取りすべく大胆な計画を実行する。不幸の上にさらなる不幸の連続で読み終わっても幸せな気分にはなれない。


2004年に『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』というタイトルで第1巻 『最悪のはじまり』から第3巻 『大きな窓に気をつけろ』まで映画化された。

物語編集

最初の不幸は、ボードレール邸の火事。

両親が死に、3人は孤児になってしまった。

そして最悪の不運は、オラフ伯爵 に引き取られたこと。

劇団の役者にして、3人の遺産を狙う史上最悪の男だ。

14歳の長女ヴァイオレットは発明の天才。

長男クラウスは12歳。読書家で何でも知っている。

次女サニーは、まだ赤ん坊だが歯の強さはピカイチだ。

3人は力を合わせてなんとかオラフの魔の手を逃れる。


しかし、孤児たちの行く先には常に悲劇が──

果たしてボードレール家の遺産をねらうオラフ伯爵から、子供たちは逃れることは出来るのだろうか……?

主要人物編集

オラフ伯爵

演:ジム・キャリー 日本語吹替:山寺宏一

ボードレールの両親が遺した莫大な財産をつけねらう極悪人。人を思いやる気持ちはこれっぽっちもないくせに金への欲は人並み以上という恐ろしい人物。伯爵で劇団の役者をしている。変装が得意で、何人もの人物に変装している。


ヴァイオレット・ボードレール

演:エミリー・ブラウニング 日本語吹替:清水理沙

長女。14才。発明が得意で、窮地に陥ったときにわずかな材料で必要なものを発明できる。

クラウス・ボードレール

演:リアム・エイケン 日本語吹替:内山昂輝

長男。眼鏡をかけている。得意なことは読書で、読んだ本をすべて暗記できる。

サニー・ボードレール

演:カラ&シェルビー・ホフマン 日本語吹替:川田妙子

次女。1巻では鳥かごに入るほどの体の大きさだった。四本の鋭い歯を持っていて、噛むことが大好き。

関連タグ編集

児童文学 ブラックユーモア

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