概要
日本の医師(1946〜2019)。勲等は旭日小綬章。アフガニスタンではカカ・ムラド(ナカムラのおじさん)の名前で親しまれる。アフガニスタンで医療活動・灌漑事業に従事した。クリスチャン。2019年、アフガン武装勢力に撃たれ死亡。登山と昆虫採集が趣味。
福岡県出身であり、祖父の玉井金五郎・マン夫婦は、暴力が蔓延し不条理で埋め尽くされている若松港において、度胸と正義感で沖仲仕という過酷な仕事を通じて成長していく日本を支えた。後に金五郎は事業家としても成功し労働組合を作って労働者の権利擁護、市議員となり政治家としても活躍。
『花と龍』という映画にもなっており、金五郎の息子で中村の叔父・火野葦平が原作を執筆した。
名言
- 「アフガニスタンの惨状を見て見て見ぬふりができる人間などいるだろうか?」
- 「アフガニスタンにいると『軍事力があれば我が身を守れる』というのが迷信だと分かる。敵を作らず、平和な信頼関係を築くことが一番の安全保障だと肌身に感じる。単に日本人だから命拾いしたことが何度もあった。憲法9条は日本に暮らす人々が思っている以上に、リアルで大きな力で、僕たちを守ってくれているんです」
関連タグ
- さだまさし:親交があった歌手。中村の為に「ひと粒の麦」という歌を作詞作曲している。