概要
五奉行とは、豊臣秀吉亡き後、彼の遺言に基づいて政権の実務を担当した戦国大名のこと。浅野長政、石田三成、増田長盛、長束正家、前田玄以が名を連ねた。
職務は、蔵米の出納、治安の維持、徳川氏への対策とされる。
関ヶ原の戦いでは、三成が毛利輝元を総大将として擁立、自身が戦場に出て家康を迎え撃った。正家は三成、輝元らの西軍に従軍し、長政は東軍の徳川秀忠の軍に属している。玄以、長盛の2名は大坂城に在住している。
戦いの後、三成は斬首、正家は切腹、長盛は改易となったため、五奉行制度は五大老とともに崩壊した(長政と玄以は所領安堵)。
関連タグ
五大老:五奉行を支える立場だったとされている。