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「今壊されたら大会も終わるんだぞ…お前の夢が!!俺たちの目標が終わるんだ!!それを恐れろっつってんだ!!」



概要編集

誕生日12月18日
学年能京高校3年
年齢17歳
身長172cm
体重63kg
血液型B型
利き手右利き
得意科目英語
好きな色赤・黒
好きな季節
好きな食べ物唐辛子
好きな言葉真実
趣味変T探し・ゲーム(主に「人を殺すやつ」)
CV古川慎

能京高校の三年生でカバディ部副部長。背番号は二番。

カバディ歴は六年で、部内では王城に次ぐベテラン。

能京きっての頭脳派で冷静沈着、コートにおいて司令塔的な役割を担う。


人物編集

前髪をセンター分けにした黒髪眼鏡の少年。

学校内では一部を除いて、成績優秀な人格者で通っている。

得意教科は英語だが、その他の教科も優秀で、過去には「模試荒らし」と呼ばれ、畏れられていたことも。

嫌いなものは約束を守らない人間。


真面目で爽やかな優男然とした外面とは裏腹に、相手の弱みを握り従わせるという黒い一面があり、宵越と水澄は彼の脅しによって半ば強制的に入部することになった。

子飼いの手下(撮影班)が居り、日々部員たちの観察に勤しんでいる様子。

但し、そのような日頃の悪行が祟ってか、くじ運が壊滅的に悪い。


幼馴染の王城に誘われてカバディを始めたが、選手としては並み。

全国中学カバディ選抜では二軍で、六弦からは「王城の友人」として、名前すら覚えられていなかった。尚、六弦に悪気はない。


後輩の指導やチームの育成には非常に熱心で、奏和との練習試合では、前年度の冬の大会で助っ人だらけだったワンマンチームを短期間でよく育てたと感嘆する六弦に、王城が「能京(チーム)を育てたのは、僕じゃない。」と、井浦の功績を示唆する場面がある。


チームの頭脳、司令塔として、試合中幾度となくその手腕を揮うも、その胸中には別の熱い思いがあるようで…――。



関連タグ編集

灼熱カバディ 腹黒


蛭魔妖一:頭脳派であり、弱みに付け込んで思い通りに従わせるスポーツマンガのキャラクター繋がり。

















ネタバレ編集

「そうだ俺は、—―—―俺は、攻撃手だった。」


奏和高校との公式戦終盤。

選手としては凡才の自分に代わる攻撃手として期待の新人 宵越が入ったことで、以降は司令塔・指導役に徹して、チームを陰から支え続けてきた井浦。

敵味方からその役割を称えられるも、その胸中には複雑な思いが蠢いていた。


才能という、凡人には決して超えることのできない高く分厚い壁に阻まれ、それでも敵の思考を分析し、作戦を立てるなど、もがき続けた六年間と少し。

試合に勝ったことも、試合で得点したこともなく。最初にカバディに触れた時の感動は薄れ、良い記憶はいとも簡単に、嫌な記憶によって塗り潰された。


選手としては並みでも、皆、井浦の役割を認めてくれる。

必要としてくれる、井浦の………頭脳を。

そう思った時、井浦の心に火が点いた。


二点差で僅かに負けている状況で、後半、試合終了まで残り僅か数秒。

高谷の作戦に嵌り、自陣コートの奥に居た宵越と王城の動き出しが遅れる中、彼は走り出した。司令塔としてではなく、一攻撃手として。

カバディから離れた後の未来の自分が少しでも、「面白かった」と笑えるように。


敵味方双方にとって衝撃のこの最終攻撃は、本能に衝き動かされたほぼ無策に等しい攻撃だったが、これまで彼が積み上げて来た数々の功績が六弦に無策なのかと警戒心を抱かせ、結果として二点のストラグルを獲得して同点となり、両校の闘いは後に伝説と呼ばれ、大会のルールブックに一つの項目が追加される程の前代未聞の決着となった、ファイブレイド(延長戦)へと縺れ込むことになる。

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