概要
2017年運行開始。2018年春より運行を開始した京王線系統の座席指定列車「京王ライナー」用として、まず10両固定編成5本(5731〜5735編成)が製造された。
「京王ライナー」への充当を考慮し京王では初のデュアルシートを採用した車両となっており、座席指定列車運用時はクロスシート、それ以外の運用ではロングシートで運用される。前面デザインもそれまでの車両とは一線を画したもの。グッドデザイン賞にも選定されている。
異常時対策として電動車に蓄電池が搭載してあり、電力停止時における駅間停車時の場合にも安全確認後に蓄電池電力で最寄り駅まで低速で自走できる機能を持つ。また線路内事故への対応策として運転台に記録用カメラが搭載してある。
本系列は都営地下鉄新宿線への乗り入れにも対応しており、「京王ライナー」運用時間外は都営新宿線乗り入れ運用にも充当される。
- 2019年には内装を一部変更した5736編成が追加増備されている。
- 2022年増備分の5737編成から、リクライニングできるデュアルシートを搭載。以降の編成もこの仕様で落成している。