概要
CV:小野大輔
タマブンこと多摩文学院大学文学部・国文学科の1年生(物語開始時点)。
サラサラの無造作ヘアに甘いマスクの線の細いイケメンで、基本的にノリは軽く気さくな女好きという性格の、名実ともに色男を地で行く青年。
主人公の瀬川祐太(上のイラスト右側)とは「瀬川ちゃん」「仁村」と呼び合い、半ば共同生活に近い付き合いをしていたこともあり、互いに困ったときは代返やバイトのやりくりなどで助け合う仲である。
祐太とは新入生歓迎コンパで路上観察研究会(通称ロ研)の会長・佐古俊太郎と織田莱香が仕組んだ『よよよの人事件』に一緒に巻き込まれた後、奇行の多い残念美人と名高かった故に女好きの自分のターゲットからも外していた莱香に惚れた祐太を心配して、一緒にロ研に入部して以来の腐れ縁で、それ以降の一年以上の付き合いで親友とも呼べる間柄になっている。
なお、ロ研に入部してからの一年間で莱香や佐古と打ち解け、気心も知れたことにより莱香に対するネガティヴな先入観はキレイに払拭されている。
「大学には女の子といっぱい遊ぶためにきた」と言ってはばからない。
そのくせ、祐太が八王子のアパートに住んでいた頃はなにかにつけて祐太の部屋に入りびたり(自分用の布団やゲームなども持ち込んで置いている)、朝までゲームをしたりしていた。
自他共に認める「色男」タイプであり、女の子の機微にも気が回り気遣える優しさもあるが、体育会系部活動の女の子やヤクザがらみの女の子に手を出したりしたために強面の男たちに追い回されたりと、学内外問わず女性関係もユカイなことになっている模様。
バレンタイン前は、軽いデスマーチを敢行したようだが……。
上記の言動からは想像できないが、友達に関しては義理堅く几帳面。
また家事全般が得意できれい好き。
趣味の料理に至っては玄人級に上手く、大人向けの凝った料理からひなの喜びそうな子供向けまでレパートリーも広い。
しばしば祐太の家に来て、祐太と三姉妹のために料理を作ることもある。
これは祐太がまだ小鳥遊三姉妹を引き取る前からの話で、自分で食材を選んで買い込んで来ては祐太の家のキッチンや冷蔵庫を借りて手料理を振舞っており、八王子在住時代は家主の祐太よりも台所を扱い慣れているくらいだった。
祐太が空、美羽、ひなを引き取って池袋の小鳥遊家で暮らすようになってからもそれは変わらず、佐古や莱香らとよく遊びに来てはプロ顔負けの料理を振る舞い、小鳥遊家の面々の舌を喜ばせている。
祐太と三姉妹が八王子から池袋の小鳥遊家に移り住んでからは、祐太の住んでいたアパートの大家さん(女性)を得意のイケメン式交渉術でうまく説得し、そのまま祐太の住んでいた部屋に好条件で入居している。
実家は仙台にある老舗の味噌づくりの大店であり、両親のほかには姉二人と妹一人がいる。
ちなみに仁村自身は『親切で優しいプレイボーイ』を地で行く性格故に、女性に甘く、また
異性関係のトラブルにも事欠かない男だが、そんな己の性癖とは裏腹に、末っ子である妹の聡美の異性関係については人並みに兄として悪い虫がつかないか(シスコン呼ばわりも甘受するレベルで)心配しており、そそっかしい妹の粗相や勘違いの際には甘い顔ばかりせずキチンと怒り、
聡美の家出・婚約者騒動で喧嘩した際には思い切り落ち込んだりもしていた。