佐古俊太郎
さこしゅんたろう
CV.間島淳司
主人公・瀬川祐太の通う大学の先輩の1人。多摩文学院大学3年生。路上観察研究会・通称「ロ研」の創始者にして会長。外見の特徴は、眼鏡をかけた長髪・肥満体と典型(古典)的なオタクスタイルである。
テンションが高く、筋金入りかつ真性のロリコンであるが、彼にとって美少女は象徴的存在であるため、手を出す(および触れる)ことはおろか、一定以上の距離に近づかないことを信条にしているが、やらしい妄想をしたり、美羽とひなを私利私欲のために引き取ろうとするなどしている。
また、対象年齢は小学生以下(尚且つ12歳未満)のようで、三姉妹と初めて出会ったとき、美羽とひなには感激して「美羽様」「ひな様」と呼んで天使のように崇めている。反面、中学生の空を「おばさん」呼ばわりしたため空と、彼女を大事にする莱香の顰蹙を買っている。
なお、サーシャについては、彼のストライクゾーンから大きく外れているはずの大人の女性ではあるが、彼女の莱香にも劣らない客観的に見てもハイレベルな美貌と、美羽の実の母親ということもあって、『女神』と形容している。
コネクションの範囲が幅広く、色々な方面に顔が利き、その交友範囲は学内のみならず山一つ向こう側の大学のラグビー部とも親交があるほどで、そこの主将にとても尊敬されている。自身のコネを利用して、祐太に様々な割のいい好条件のアルバイトを斡旋したり、3姉妹のためにいろいろと手を尽くして助け舟を出すこともしばしば。だが、それをダシに祐太に困惑する頼み事をすることも多い。
菅谷ミキが所属するテニスサークルの女部長とは気心の知れた幼馴染同士。彼女と、祐太のおばである佐原よし子には頭が上がらない。
根っからのゲーマーで、ファミコン世代らしい。
上述の言動に則り、人柄の良さゆえか、ロ研が絡む小鳥遊家のホームパーティやイベントでは専らカメラ撮影役を買って出る。
また、幼女への愛とそこからくる観察力と行動力は並々ならぬものがあり、 小鳥遊家がスケートリンクへ遊びに行った際、美羽とひな用のフィギュアスケート衣装を実測したわけでもないのにぴったりのサイズで仕上げて献上し、 その完成度は一流の服飾デザイナーで、美羽の実母であるサーシャをも唸らせるほどの、凄まじく手先が器用な面を発揮したこともある。
行動が突拍子もないし、前述のとおり間違いなく変態ではあるが、まぎれもなく善人そのものである。
彼の学年に関しては疑問があり、「莱香が入学した当時から3年生」であり、実際に何年在籍しているかは謎。学部・学科についても謎。その他についても謎の多い人物。
作中によく登場するので、パパ聞き主要キャラの1人に挙げられ、なおかつ狂言回し(物語の進行役・解説役など)を勤めることが多い人物の1人。
また、上記のことから、ハイテンションでロリコン、ゲーマーでコネの広さ、人柄の良さ、手先の器用さ、パーティーの進行役を買って出るなど、作中屈指の万能人としても描かれている。
従って、本作の裏主人公的な存在に相当する人物といっても過言ではない。