概要
『新約聖書』において、『福音書』と『パウロ書簡』の間に来る章。イエス・キリストが天に昇り、弟子たちへ聖霊が授けられ(ペンテコステ)、全世界へ福音を宣べ伝える……というのが主な内容となっている。
2023年発生したトルコ・シリア大地震において、初代教会のメンバーが拠点としていたアンテオケ地域が倒壊し、使徒に関する史跡もボロボロになってしまった。
主な流れ
- ペンテコステ
- サウロの迫害・信仰
- ペテロ・パウロの伝道旅行
ペテロたち使徒の上に「燃える火のような舌」が現れ、それにより外国語を話せるようになった使徒たちは、イエス・キリストの言い残した「全世界へ福音を宣べ伝えなさい」という約束を果たそうと各地へ伝道する。
一応断っておくが、信徒の中にもユダヤ人は一定数おり、彼らを迫害しようという意図は全くない。パウロは元々パリサイ人という厳格な保守的ユダヤ人であったし、いわずもがなイエス・キリストの弟子の多くがユダヤ人である。
初代教会は数多くいるユダヤ人たちと、新しいキリスト教(当時は宗教のくくりではなかった)との間で折り合いをつける道を模索しており、アンテオケでは度々ユダヤ教の律法(法律)をどうするか議論が行われた。
パウロの伝道旅行
パウロが伝道した地域は現在のトルコ、シリア、ギリシャ、キプロス島、小アジア地域など。
伝道は3回に分けて行われた。