概要
中学時代の赤司の一人称は「オレ」で、チームメイトのことは苗字で呼んでいた。勝利意識は高いながらも温厚で、他人を頼りフォローすることができるなど冷静で仲間想いな性格。
しかし、高校時代の一人称は「僕」に変化しており、「キセキの世代」全員を下の名前で呼んでいる。
明言はされていないが、それらの変異は、家庭環境による多重人格によるものだと推測されている。
原作で呼び分けなどはされていないが、ファンの間では「俺司」「僕司」など一人称による呼び分けなどがされる場合がある。
真相
この見出しには単行本30巻及びExtraGameのネタバレが含まれます。 |
---|
日本有数の名家の跡取りとして厳しい父の指導を受けていた赤司は、優しい母親とバスケが心の支えとしていた。が、母親の死をきっかけに父親の英才教育がエスカレートし、それをこなしてしまえる才能からどんどん精神に負荷を受け、家での自分と学校での自分が別にいるような感覚を覚え始める。そんな中で帝光中で仲間とバスケを楽しんでいたが、仲間が才能を開花させていくことで置き去りにされる不安から、唯一の支えであるバスケでも楽しみを感じなくなり、紫原との5本先取の1on1であと1本取られると敗北という状況になった際に今までの教育による勝利への執着から、別の人格を作り出してしまう。以降は新たに生まれた人格、すなわち「僕司」が赤司として振る舞い続けていた。
しかし、僕司が表の人格になった時もちゃんと意識はあったようで、キセキの世代及び黒子が、いつか僕司を倒す事を望んでいた。
しかし、対誠凛戦の終盤で、僕司は黒子と火神の連係プレーの前に敗北。それ以降は、それまでとは打って変わって気の抜けたようなプレー及びミスを繰り返し、どんどん差を詰められてしまう。俺司と僕司は精神世界で問答を繰り広げていたが、チームメイトには激怒され、監督から交代を言い渡されようとしていたその時、黛に「誰だお前」と発破をかけられたことを契機に、僕司の存在が揺らいだと同時に、自分も戦いたいという意志が強くなり、表に飛び出して反撃を開始。二つ目の能力を発揮して誠凛を追い詰める。これ以降は俺司が表の人格となる。
俺司の能力は精密なパスを繰り出し、チームメイトをゾーンに限りなく近づけるなどチームを重んじるものである。
EXTRAGameのJabberwock戦では、ナッシュ・ゴールドJrのプレイスタイルが不利と悟ると、未来を見る天帝の眼を持つ僕司と人格を入れ替える。 そしてナッシュの真の力『ベリアルアイ-魔王の眼-』に苦戦する中で、僕司がさよならだと言うと、動揺するがそれは魔王の眼が天帝の眼に劣ってるのではなく、自分達が2つの人格に分かれたから未完成だったからと知る。そして僕司からみんなとプレイさせてくれたことに感謝を告げて人格が統合したことで完成した真の天帝の眼でナッシュの魔王の眼を攻略し緑間にパスを出して勝利への大手をかけた。