赤司征十郎
あかしせいじゅうろう
漫画『黒子のバスケ』の登場人物。
「キセキの世代」の一人にして、かつて帝光中学にて彼等を率いた主将（中学二年初めまでは虹村が主将、赤司は副主将）。
現在は京都の洛山高校一年生。そして、洛山高校男子バスケ部主将。
カラーでは赤い髪とオッドアイ（後述）という容貌で描かれている。
また、ファンブックには「童顔」と記載されている。
「キセキの世代」の五人の中では最も小さく、バスケ選手としては小柄な体格。
前髪は、WCが開催された日にキセキの世代らの前で自ら切って以降、短くなっている。
普段の物腰は柔らかく丁寧であるが、一方で勝利至上主義者の面を持ち、彼にとって勝利は生きていく上であって当然の基礎代謝のようなものであると他者に評されるほど。
この世は勝利が全てで、勝者は全てが肯定されると考えており、「全てに勝つ僕は全て正しい」と信じている。
そのため、自分に逆らう相手に対しては実力行使も辞さず、本人曰く「僕に逆らう奴は親でも殺す」（アニメでは、『僕に逆らう奴は親でも許さない』に変更されている。ジャンプ作品では、このような原作での過激的な発言はアニメでは違う言い方にされていることはよくあることであり、北斗の拳では「汚物は消毒だ～!!」という発言がテレビアニメでは「邪魔をする奴は生かしておかん！！」というセリフに差し替えられているほか、ボボボーボ・ボーボボでは「殺す」や「死ね」などの発言が「バカ(バーカ)」、「くたばれ」、「倒す」などと言った風に変更されている。ただし「死ぬ」、「殺される」などの受け身での発言は例外である）。
しかし、このシーンの言動に対して作者は「本性からは遠い」と発言している。
初期のキャラがあまり定まっていないときはかなり軽い口調で話したりもしている。（下記）
JC8巻44ｐ「黒子の力を見出したのだってオレだぜ？」
JC8巻46ｐ「緑間か･･･ちょいまち」
JC8巻46ｐ「ヤッベ超ムズいコレ･･･とけねー」
他者の才能を見出す能力に優れており、三軍に埋もれていた黒子の能力を見抜き、帝光中学バスケ部のシックスマンになる切っ掛けを作った張本人である。
「キセキの世代」含め、黒子や、チームメイトらのことは下の名前で呼び捨てにする。
ただし、中学時代は名字で呼んでいた、という変化がある。
実際、紫原は赤司の指示に従ってIH準決勝を欠場した。
緑間とは中学時代、将棋をしたり主将・副主将としてミーティングをしたりと共に過ごした時間が多かったらしく、赤司自身も「キセキの中での仲の良かった相手」として緑間の名を挙げている。
日本有数の名家の子息らしく、帝王学を受け、唯一の家族である父親(CV:てらそままさき)からは期待をかけられているらしい。
中学入学式の日は付き人の車送迎だったが、本人は羞恥心から以後の車送迎を拒否していた。
また小説によると､高校へは京都の別宅から通っているらしい。（黛のオーディオドラマでは寮に居る描写がある。）
単行本NGから、猫舌である可能性が浮上。
更にQ&Aコーナーにて"ギャグが笑えない"とのこと。
「呼吸」「心拍」「汗」「筋肉の収縮」など些細な動きを全て見切り、相手の次の動きを正確に先読みする 「天帝の眼（エンペラーアイ）」を持つ。
ディフェンスでは如何なる技やどんなに速い動きでも初期動作の時点で確実にボールを奪い、オフェンスでは相手の重心の位置を正確に見抜くことで本来偶発的にしか発生しないはずのアンクルブレイクを自在に引き起こすことが出来る。
複数人に対して同時に引き起こすことも可能であり、相手ディフェンスは立っていることすら出来ない。
この「眼」の前ではあらゆる動きが先を読まれ、OFもDFも全てを無力化されてしまう。
また並外れた広い視野も兼ね揃えており、スクリーン等も全く通用しない。
全体の流れを読む予測能力も非常に高く、綿密なゲームメイクを行う。
さらに、173cmというバスケットボール選手としては決して高くない身長からでもダンクを可能とする驚異の跳躍力を持つ。
極めつけは、青峰同様に本来偶発的にしか入れないはずのゾーン（実力を100％発揮できる集中状態）に自分の意思で自由に入ることができる。
もはや異能にも近いこれらのスキルやそのバスケIQの高さから、あらゆる試合で負けたことがなく「全勝」を遂行してきた。
ネタバレ注意
なお、変異前の本来の赤司には、味方が最も気持ちよくプレーできる「究極のパス」を操ることで、味方全員を完全なゾーンの一歩手前まで入れる能力があり、「天帝の眼」を使う描写もあった。
高校現在の赤司の目は、右目と左目の色素が違っている（右目が銅色、左目が金色）。
回想で見られる中学時代は目の色はどちらも同じ（赤色）だったが、高校時代からは非対称となっているらしい。
この変化について詳しくは、ネタバレとなるため後述。
「二人目」の赤司(ネタバレ注意)
中学時代の赤司の一人称は「オレ」で、チームメイトのことは苗字で呼んでいた。
しかし、高校時代では「キセキの世代」全員を下の名前で呼んでおり、一人称も「僕」に変化している点が、それまでの回想場面では何度か見られていた。
その他、上記の目の変色など中学から高校にかけての変化が多く、長らくその理由は不明であったが、帝光編にてようやくその正体が判明。
名家に生まれた彼は、物心ついた時から大人でも音を上げるであろう量の英才教育をこなし続け、過酷な幼少期を耐え続けてきた。
その支えとなっていたのは優しい母と、僅かな自由時間に始めたバスケットボールだけだった。
だが彼が小学五年生になったある日、母が病死し、それを忘れようとするかのように父からの厳しさは増す。
勉強や習い事はこなせばこなすほど量を増し加速していった。
これをきっかけに自分がもう一人いるような感覚を覚えるようになる。
帝光時代、バスケ部に入部した赤司は、思う存分大好きなバスケができる日々と、その仲間と過ごす毎日を楽しんでいた。
だが二年生になり、白金監督が病に倒れ監督は交代し、チームは勝利至上主義を強めていく。
同時期に仲間たちが才能を開花させ統制が取れなくなり、主将として勝利は義務や重荷となり、仲間の成長が手に負えなくなる恐怖や置いていかれる焦りで、気がつくと、支えになっていたバスケを楽しいとは思わなくなっていた。
そして、それまで何事においても負けることの無かった赤司だが、青峰に次いで才能を見せ始めた紫原との1 on 1に負けそうになったことで精神的に追い詰められた彼は、「もう一つの人格」を表出させ、同時に自身の才能も開花、紫原との勝負に逆転・圧倒した。
以来、赤司の一人称は「僕」に変わり、「キセキの世代」の面々を下の名前で呼ぶようになった。
また、それまであった目の色素表現が明らかに抜かれ強調されていたことから、赤司のオッドアイは、この人格変異の演出によるものであることも判明した。
原作の描写から、この変異は、家庭環境による多重人格によるものだとされている（本人は幼少期から続いた精神的負荷と考えている）。
また、この変異について、変異後の赤司自身が「元から僕は二人いて、それが入れかわっただけだ」と延べているため、変異後の人格に自覚はある模様。
元人格も自覚はあるようだが、「あまりいい気はしない」と述べている。
なお、共に過ごすことの多かった緑間だけは、以前からそのような人格変異を思わせる様子を何度か見ており、赤司の性質について幾らか察していたらしい。
ジャンプフェスタ2015にて配布された黒スポにて、出張版Q&Aが掲載された。
それによると、
・帝光中学2年生での3学期分総成績はオール5、皆勤、クラスは2年1組。
・赤司の顔立ちは母親似。
・赤司家の使用人は8人。
・食事は、母親の生前は手料理による普通のご飯だったが、現在は専属料理人による凄いご飯。
・まいう棒で一番気に入っているのは「土瓶蒸し味」。
・緑間の占い意識に対しての感想は「ふーん」。
・髪はいつも自分で切っているわけじゃない。
黒子テツヤ 黄瀬涼太 緑間真太郎 青峰大輝 紫原敦 桃井さつき 虹村修造 灰崎祥吾
グループタグ
カップリングタグ（NL）
コラボタグ
- 赤司きつねと緑間たぬき (赤いきつねと緑のたぬき)
- 赤司友人帳 (夏目友人帳との中の人ネタ)
- 24時間インテリコンビ (デュラララ!!の24時間戦争コンビ +キセキインテリ組 )
- コロコロコンビ (家庭教師ヒットマンREBORN!の雲雀恭弥とのコンビタグ)
コメント
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患っていらっしゃる【赤→黒含む残念な話】
厨二。この単語を私は今までなめていたかもしれない。――そう、これは厨二病を極めきった赤司様のブログと、秘密裏に閲覧するキセキの話。 と、少し厨二くさく言ってみましたが中身はこの比じゃないので、格好いい赤司様が好きな方はターンしてこの存在自体忘れてください。すみませんごめんなさいまだやりそうですが許してください。 そしてやぎこさん(マイピク草食さん)と結羽さんは連帯責任としてここに名前を残しておく。厨二用語のご協力ありがとうございました。 ■タグ評価ブクマコメント8/10付DR35位ありがとうございました！赤司様もといデジュ様のデジュりっぷりで今のところ石も鋏も投げられていないのでホッとしております。ところでそろそろ私の頭がデジュ化されて大変なことになってきたんだが誰か止めてくれないか。 ■8/11付DR6位までありがとうございました！やぎこさんと結羽さんは改めて名前を残しておく！こんな恥ずかしい話を一人で書いたなんて思わせない！逃がさない！4,294文字pixiv小説作品
貢ぎ癖真ちゃんと戦う庶民高尾君と巻き込まれる被害者の皆さん金とはつぎ込むためにあるものだ
表紙はこちらからお借りしました→http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=29763230 追記□おそようーて起きたらすごいうさぎさん耳立てて叫んでた。うおあーありがとうございます。ブクマや評価とても嬉しいです。タグは好きにいろいろ付けちゃってください。検索に必要なのだけ置いといてくれれば。全裸待機系は苦手なのでそれ以外ならつけるのも外すのもきままに遊んでくだせー。気に入ったものは勝手に復元させていただいてたりしてます(*´ω｀*) 追々記■うわあああああ！！ランキング！2/8ＤＲ6位ありがとうございます！うあー！とても嬉しいです！ タグの消しゴム以外見つからないとのことですが、グーグル先生に高級 品名 金額 で打ち込むと割とすぐ探してもらえます。出てこないのは私の独断による適当な金額設定です。たしか万年筆、ペーパーウェイト、手袋、Ｔシャツ、キーホルダーは既存の製品参考にしつつ金額底上げさせました。他は全部ネット価格。多少ずれてるかもしれない。赤ペンはよく見たらメーカー価格42000円だった。高尾ごめんその筆箱15万いってるかもしれん。 二位、だと！？2/9DR2位だったんですけど、夢じゃないです？今現実なんです？あ、ありがとうございます 続き出来ました→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=340711911,958文字pixiv小説作品
黛千尋の直視出来ないバイト事情【高額バイト】ただし現場には少年探偵が居る【始めました】
正直勢いだけで書きました。 後悔も反省もしてますがお蔵入りするよりは晒してみただけな感じのネタですほんとすみません。 ・赤司君に紹介してもらったバイト先に名探偵()が来ちゃって頭抱えた黛さんがスレ主です。 ・捏造しかない酷いクロスオーバー。 ・黛さん＝大学三年生、赤司くん＝大学一年生、時期的には夏休みぐらいかな？と認識して頂けると幸いです。 ・頑張る黛さんを応援してます。はい。 ※01/23追記※ 沢山のブクマ・評価・コメント等ありがとうございます！ デイリー25位→2位ありがとうございます喜ぶよりもまず驚いて手汗やばかったですなかなか信じられませんでした。これからじわじわ喜び噛み締めることにします。驚きのあまりよく分からないビビリ方もしているので落ち着いたら喜びます。はい。た、単発ネタのつもりだったんですけどもうどうしよう(頭抱え14,540文字pixiv小説作品
黛千尋中心単発ネタ詰め隣の席の高校生の会話がおかしいんだが
息抜きに書いたくろちゃんねる。黛さんの奇行に振り回される洛山の会話をたまたま喫茶店に居合わせたモブ女子が語っている話。 いつものうちのおかしな黛さん。 ちゃんねる形式。 ねつ造過多、キャラ崩壊。 いつも以上に低クオリティ。 なんでも許せる方向けです。 素敵な表紙はこちらhttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=55010270からお借りしました！12,938文字pixiv小説作品
赤司君が俺から僕と自分の呼び方を変えた日の話【キセキ赤/黒バス】
【帝光中学バスケ部主将、赤司征十郎】から【洛山高校バスケ部主将、赤司征十郎に】になるまで。強い主将として描かれる事が多い赤司君のキセキがバラバラになる時期の心の奥底のお話です。もりさんhttp://www.pixiv.net/member.php?id=1061096の動画が素晴らしすぎて、泣きすぎてもうこの溢れる思いを止められないわってことで痛がり赤司君から生まれたお話です。オリジナル解釈も含まれます。 （もりさんの動画： http://www.nicovideo.jp/watch/sm19533473 【手書き黒バス】赤司の痛.が.り.た.い【完成】） 動画制作主、もりさんにはシブのメッセージで動画解釈を聞かせて頂きました。（どこかで見れると誤解させてしまったお客様がいたらごめんなさい）そこからさらに妄想してできた産物の小説です。事前に動画制作者のもりさんに掲載許可を頂いております、表紙は動画内の一枚をお借りして表紙アレンジさせて頂いてます。本当にありがとうございます！ ラストの4ページ目だけ、どうしても止まらない涙を何とかする為に書いた赤司君を助けに行きたい高校1年生冬のお話です。（ＷＣの一部を捏造注意）動画を思って書いたお話は3ページ目まで。元動画のイメージを壊したくない方は3ページ目でストップをお願い致します。 【12/13追記 DR1位、赤司君の事がもっと好きになったと言う事を言ってもらえた時に泣きました。愛され主将でいてほしい！紫赤贔屓っぽく見えるのは…目の錯覚ですよ皆さん…このお話は友情ってことで】17,662文字pixiv小説作品
黒バス×とうらぶクロスオーバーブラック本丸に洛山を放り込んでみた
タイトル通り！ ブラック本丸に洛山を放り込んでみたお話。 とうらぶと黒バスのクロスオーバーです。 審神者の資質がある洛山五人がブラック本丸を立て直せと放り込まれました。 やらかした感がひどいです。ほんとひどいです。 とりあえず土下座しておきます。 ほんとすみませんでした。 いえ最初はとうらぶだけで刀剣男士たちのほのぼの話書こうと思っていたんです。 ただうちの本丸、まだ揃ってない刀多すぎてキャラ掴めてない刀が多すぎたので刀剣男士だけだと話浮かばないってなって、でも腐向けじゃない話書きたいってなって、じゃあブラック本丸に洛山放り込もう（なぜ！？）ってなった。 いえ、超自由人の集まりな洛山ならブラック本丸でも好き放題してくれると思ったんだ…。 いつものごとくアホな洛山です。でもシリアスもあります。 暴力表現もないに等しい。むしろ洛山が刀剣男士を振り回してる。 書いててほんと洛山って超自由人の集まりっていうか常識人と良心がいないんだなって思いました…。 基本的にストッパーいない。 あとうちの本丸にいない刀剣男士多数なので、キャラがあやふやというか掴めてない感じが多々。 ねつ造とキャラ崩壊が当たり前のようにあります。むしろそれが全てだ。 なにが来ても許せる方のみどうぞ！ あとなぜかうちの燭台切さんは笑いの沸点が低めです。 あとまんばくんが割とボケ。 追記ですがこの話には真名を知られたら神隠しにあうかもしれない的な設定はありません。いやだって五人いるから、名前わからないと呼び分け出来ないし洛山同士で名前呼びあってるし（笑） つっこまれてはじめて真名設定ってものがあるの知りましたとうらぶ初心者なのですいません…。次からは注意書きに入れておきます。 ちなみにこれは一発ネタです。キリの良いところまで書いたつもり。 １１月２日追記：タグの「ブラック本丸」を「元ブラック本丸」に変更しました。 ブラック審神者が現在進行形で登場しない場合はこちらが正しいと百科事典で知りましたので。タイトルはそのままにしておきます。 素敵な表紙はこちらhttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=49743839からお借りしました！ ５月２４日追記：ほんとうに沢山の閲覧、評価、ブクマありがとうございます！ なんかランキング一位とか入ったそうでびびりましたありがとうございます…！！！ しばらくガクブルしてました…！ users入りタグもつけていただきありがとうございます！コメントも沢山ありがとうございます！ ブクマコメもうれしいです！ 緑葉さま、ありがとうございます！うれしかったです！白玉盤＠元 白玉さま、確かに主命とあらばとやりそうですが、さすがにそれは言わない……のかな？（目逸らし）むしろ参加する黛さんについてきそうですが。58,288文字pixiv小説作品
