概要
1.漫画『黒子のバスケ』の登場人物である赤司征十郎×黒子テツヤのBLカップリング。
2.ST赤と白の捜査ファイルの登場人物である赤城左門×黒崎勇治のBLカップリング。
ここでは、主に「黒子のバスケ」の方の赤黒について記載。
身長差は5cm。作中では二人とも小柄な部類に入り、使われている色が対照的な赤と水色、顔も少し似ているなど、そこそこ萌えポイントがちらばっている。
中学を卒業し、赤司は洛山高校、黒子は誠凛高校へと進学。ユニフォームがお互いの色なのも気になる所である。
原作での描写
※以下、くろフェス!と最終話までのネタバレに注意してください |
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113Q「待たせたね」
正式な赤司初登場回。遅れてきた赤司はキセキの世代の名前を1人1人呼んでいくが、
「大輝 涼太 敦 真太郎
そしてテツヤ…」
①なにが「そして」なのか
②なぜ黒子だけ4人分のコマを与えられているのか。
③名残惜しそうな名前の後の「…」は何なのか。いきなりツッコミ所が多い。
その後、アメリカから帰国した火神の頬をいきなり切りつける赤司。「火神君 だよね?」と言っていた辺り、事前に黒子の新しい光が火神という事も知っていたのかも知れない。じゃあ何故その黒子の光に出会って早々あんなことをしたのかはお察しください。
そしてこの回、アニメでは38Qとして放送されたが、エンドカードがドえらいことになっており、突然の公式の供給に慌てふためく人が多く見られた。
178Q「すぐにわかるよ」
洛山対秀徳戦のインターバルに入り、洛山と誠凛はコートを交代することに。二人がすれ違う際、赤司は黒子に声をかける。
「…やあ…開会式以来だね」「テツヤ」
「…はい」「赤司君」
帝光編より先にこの話があったため、メールを含めなければ事実本誌ではこれが赤黒の初会話である。
それにしても開会式ってつい先日だったはず。
いちいち「開会式以来だね」とかどんだけテツヤに会いたかったんや、この人。
「テツヤも 僕とやるつもりなら覚悟しておくことだ」
「お前の力を見出したのは僕だ」「いずれそれを思い知ることになる」
火神にアンクルブレイクをかました後のセリフがこれだ。ワシが育てた感も半端ないが、まず独占欲が丸出しである。
少しは高ぶる感情を抑えてください。
199Q「至難の業だ」、200Q「答えは出ました」
「視線誘導には技術だけでなく 相手のしぐさやクセを読み取ることも必要になる」
「それゆえ日頃から人間を観察し 訓練しているテツヤならば 可能性はある」
黒子の事をよく分かってるんだなと思える場面。次は199Q終わりで
「ここでテツヤが答えを出せなければ 誠凛の負けだ」
黒子に期待しているだけだと思えなくもない。お次は200Q
「そうだね だが僕が言ったこともあくまで推測とその可能性だ
もしかしたらテツヤなら それを裏切ってくれるかもしれないね」
…アンタ黒子が好きなだけだろ
ちなみにその後202Q「思いませんでした」では
「涼太を止めることは諦めたとしても
やはり勝負を諦めるようなタマではないね テツヤ」
と相変わらずの言葉である。
というかアンタこの試合の中でテツヤの事しか言ってなくないか?
205Q「わからないんです」
青峰を探していた赤司と緑間と紫原が第4体育館に訪れた。記念すべき赤黒の初対面だが、
「彼は?」
あの影の薄い黒子を一発で見つける赤司。天帝の眼が覚醒する前である為、並はずれた視野もまだ持ってないはず。
赤司さんはもはや本能で黒子を見つけたようである。
そして、黒子にあまり関心がない紫原に対し
「…いや 彼に少し興味がある」「面白いな…初めて見るタイプだ」(「初めて見る。タイプだ」ではない)
「悪いが全員先に帰っててくれないか?」
「彼と少し話がしたい」
もうこの人自分の欲望を抑えようともしていない
206Q「彼しだいさ」
本誌ではカラーページ赤黒。ちなみにこの話、「いくつか質問してもいいかな」と聞きながら1つも質問している場面が描かれていない。一体どんな問答をしていたのか。気になる所である。
質問を終えた赤司は、「これほどバスケットに真剣に打ち込み、その成果が伴っていない人間は初めて見た」と言う。黒子は「今その言葉を受け止めることができる精神状態ではない」と”ズーン”と共に落ち込む。が。
「ああっすまない そうゆう意味ではないんだ」
しかし赤司自身も練習や副主将の仕事があり、どちらにせよ手取り足とり教えるような時間はないという言葉を聞いて、黒子は悲しそうに俯き眉を下げる。するとすかさず
「とはいえキミに期待しているのは本当だ だからヒントを出そう」
アンタ本当甘いな
因みにヒントを与えた後、赤司は「(答えが)出たらオレの所においで」と言った。全くジャンプで男子が男子に言うようなセリフではない。これだから先生は。
208Q「大丈夫です」
「落ち着いて黒子くん まずはゆっくり…」
黒子初陣。極度の緊張で生まれたての小鹿のようになった黒子は、開始早々足がもつれすっ転んで鼻血を出す。
「…すみません足がもつれてしまって…… 大丈夫です」
「いや… 全然大丈夫ではないね!?」
黒子が鼻血を出したことで、読者は初めてこんな焦る赤司を見ることができた。
209Q「できるさ!」
黒子が今日上手くいかないのは、パスの強さと感情表現の所為だとアドバイスする赤司。
「そのコントロールの一つとして 感情を極力表に出さないこと」
「闘志は必要だ だがそれは秘めろ」
ここ、なんと赤司が黒子の胸を人差し指で突いている。
指の先が反っているあたり、それなりの力で押しているように見える。
口で言えばいいものをわざわざ胸を突き堂々と…どこまでも自分の思い通りに行く赤司さん、素敵です。
またその後、自分の助言によって絶好調になった黒子を見て赤司はニッと笑った。なんだそのドヤ顔は。
211Q「じゃーな」
赤司の思惑通り、二軍の練習試合同伴によって黒子の事を認めた黄瀬。
態度の急変っぷりに皆が驚く中、赤司は
「(認めてる)ならいいじゃないか 黄瀬はそれが少し早かっただけだ
あれぐらいわかりやすくてもいい」
と謎の余裕を見せた。あなたも分かりやすいですよ。
そして次のコマの回想にもある、『黒子のバスケ特別編 ―Tip off―』でのこと。
黒子と黄瀬の二軍同伴を進めた事を、赤司に尋ねる緑間。
「別に… 黄瀬はすぐにユニフォームを着る
先に黒子の力を紹介した方がいいと思っただけだよ」
「すぐに…か 相変わらずなんでもわかったようなことを言う」
「…わかるさ 黒子の力を見出したのだってオレだぜ?」
まだ本編に赤司の顔も出てない頃、突然のカミングアウトに驚いた読者も多いだろう。
にしてもアンタ、どんだけ自分が見出したって主張したいんだ。
219Q「ありがとうございます」
朝早く起きてしまい、朝練がない日だが体育館に来ていた黒子。夢のようで信じられず、頬をむぃ~とつねっている所に丁度赤司が現れた。
「ちなみにさっきのは何をしていたんだい?」
「Σ 見てたんですか」
ついこの間まで3軍で埋もれていた自分が、1軍で皆と試合を出来て優勝できたのは赤司のおかげだと考える黒子。
「そう考えてた時に そのきっかけをくれた人が現れた
これを機に言わせてください」
「赤司くんのおかげです ありがとうござます」
と感謝の言葉を告げた。
「……オレは何もしてないよ。」
「確かにあの時オレは黒子に可能性を感じて声をかけた
けどそこから這い上がってきたのは黒子自身の力だ」
「しかもその力あってこその今年の優勝だった」
「礼ならばむしろオレが言いたいぐらいだよ」
あんなに「黒子を見出したのは~」と自慢していた人物とは思えないが、
お互いに礼を言いあいたい赤黒、良いと思います。
221Q「テツヤ」
赤黒の時代がはじまった
サブタイトルからして某赤い人が何かはっちゃける予感しかしないが、内容はとてつもなくシリアスである。
青峰との一件があった後、雨に濡れた黒子を迎えたのはタオルを持って待っていた赤司だった。
「早く体を拭け 風邪を引くぞ」「………その顔はどうやら だめだったようだね」
「…はい」
「…そうか ならばもう しょうがないな
青峰の事は諦めろ」
勿論そういう意味ではないというのは分かっているが、皆一瞬は考えただろう。
「あんなヤツよりオレにしろ」の様に聞こえるセリフである。
しかしあの時ボクを送り出してくれたのは赤司くんじゃ、と動揺する黒子。
赤司は、一度ヒビの入った皿はもう元には戻らない、修復をする努力もできるがその必要はない、ごくろうだったねと告げる。
「赤司…君?」
「何を言っているんですか……?」「……いえ」
「キミは…誰…ですか?」
「僕は赤司征十郎に決まっているだろう」
. . .
「テツヤ」
一種のトラウマとまで言われたこのシーン。
サブタイから嫌な予感をしていたものは多いだろうが、黒子からすれば相棒と決別した後体育館に戻ると主将の人格が変わっていたというもはやただのホラーである。
ただこの回で赤黒に目覚めた人もいるだろう。ある意味物凄い回である。
224Q「いいなぁ」
帝光と誠凛がすれ違った後、日向の生徒手帳が落ちている事に気付く黒子。
「たぶんとなりの第一体育館に行っていると思います
戻って届けてきてもいいですか?」
「わかった この後ミーティングだ 早く戻れ
桃井も一緒に着いていってくれ」
生徒手帳を渡しに行くだけなのにマネジャーの同伴を着ける過保護っぷり。
やはりオレ司の時の特別視は僕司になっても健在しているようだった。
225Q「何か用か?」、226Q「勝利ってなんですか?」
準決勝の鎌田西中学との対戦。相手チームの双子に頭を肘で強打され、意識を失った黒子。それを見ていた荻原は、医務室に黒子を訪ねに行った。
黒子君居ますか?と訊かれ、まだ目を覚まさないと告げる桃井。それを聞いて帰ろうとした荻原に、礼の如く赤司が声をかける。
「誰だいキミは…」
「テツヤに何か用か?」
そんな見ず知らずの人にまで威嚇しないでください、赤司さん。
そして226Q。荻原の名前と中学名を聞いた赤司は思い出し、
「たまたまだが以前テツヤに聞いたよ
あまり昔のことを話したがらないから 知っているのは僕だけかもしれないが」
特になくても話は噛みあうのに、最後のそれいるか? 誰もが思った事だろう。
荻原と別れた赤司は、黒子がいるベッドの横でその姿をじっと見つめる。
「テツヤ…具合はどうだい?」
「赤司君… 桃井さん… 試合は…」
「もちろん勝ったよ」「決勝はあと5分で始まる だから悪いが今は僕だけだ」
どこの夫婦だと言いたくなる図であるが、それより赤司は決勝があと5分で始まるのになんでシックスマンの見舞いに来てるんですか…。
その後の
「ボクも…出ます…!」
「だめだ…医者に安静にしていろと言われている 大人しく寝ているんだ」
の流れはさながら片方が風邪を引いたカップルである。
228Q「とっくに仲間だろーが」
あんたら何さりげなく密会してんだ
黒子とキセキが決別した後、黒子にとってはあまり顔を会わせたくない人物であった筈が、卒業式の日 赤司が体育館に行く直前二人で話をしていた。さすが赤黒揺るぎない。
236Q「破られた…!?」、237Q「甘いんじゃない?」
洛山対誠凛戦。黒子の影の薄さがなくなり、カットもできなくなりパスも通らなくなる。
「お前が中学時代今のスタイルにいきついてから後
僕はパスのバリエーションを増やすことはさせてもシュートやドリブルは身につけさせなかった」
「僕は」? つまり黒子の技の指導や習得させるものは赤司が仕切っていたという意味だろうか。
心抉られるようなシーンであるが、このセリフにハッとした人も多いのでは。
そして237Q。
「こうなることに今になるまで気付けなかったなんて」
「失望したよ テツヤ」
精神からジワジワ攻めていく系赤黒。恐ろしいが公式である。
238Q「そっくりじゃねえか」、239Q「気に入った」
そして全赤黒好きが震撼したこの回。赤司さん高校に行ってまで何してるんですか
洛山高校に進学した赤司は、3年生である黛千尋に「新しい幻のシックスマンになってほしい」と告げていた。別々の高校に進学した悲しみを埋めたいだけ、もしくは黒子の代わりを探すほど未練があるのか。どちらにせよ赤司征十郎、あんたはすげえや。
また239Qのモノローグで黒子と黛の相違点と類似点が述べられており、その一つに
「だがその直後 大きな類似点 赤司征十郎と出会ったこと」というのが書かれている。確かに黒子は赤司と出会った事でバスケを続けられているが、なんだが少女漫画の煽りのようなモノローグである。
263Q「止めてくれぇ!!」
黒子と火神が赤司を止めようと前に立ちふさがるシーン。赤司はモノローグで、
「テツヤが 僕と火神の動きについてこれるわけないが…
ヘルプに回っても ダブルチーム以上に無力だよ」
と、言っていることが酷くてもなぜか黒子に対しては口調が優しかった。素を出すな。
そしてその後。黒子は火神の動きを予知し、その逆方向へ動くことによって赤司を止めるという疑似的な「天帝の眼」を開化させる。
これで「天帝の眼」を使えるのは黄瀬の「完璧な模倣」を含めなければ赤司と黒子だけ、またゾーンに入った赤司を最初に止めたのは黒子ということになった。戦う赤黒はすごく強い。
266Q「誰だお前」
黛の一言により再び本来の赤司の人格が目を覚ます。まだ僕司が完全に消えてはいないのに交代する訳を、赤司自身がこう言った。
「それに何より… 相手が黒子だったからかな
プレイしたいという衝動 勝ちたいという衝動が抑えきれない」
決勝が終盤へと入る中、赤黒安定の公式突然の爆弾投下である。
赤司の過去話だけだと思ったら大間違いだった。
更にこの回、30巻のNGシーンで「赤司征十郎に決まっているだろう お兄ちゃんの方の」というネタが書かれている。
そしてくろフェス!にて、そのギャグがギャグではなくなりそうになる事件が起きた。
267Q「久しぶりだね」
前回の流れからのこのサブタイトル。一瞬にして何かを察した人も多いだろう。
火神を抜いた赤司を止めようと、擬似「天帝の眼」で対抗する黒子。しかし、ボールを取ろうと目の前に黒子が来た瞬間、赤司は微笑みかける。
. .
「久しぶりだね、黒子」
1ページ丸々この笑いかける赤司と驚く黒子。その後、意表を突いた隙に赤司はボールをパスする。
人格が元に戻って早々会いに行き、驚かせる。試合中にもかかわらず瞬間的な赤黒の空間が作り出されていた。久々の赤司も赤司だった。
274Q「試合終了」
バスカンでこれが最後のチャンスの誠凛。リバウンドを取った木吉は、黒子にパスを渡す。全員が黒子で来るとは思わず反応できない中、赤司だけはブロックへと飛んだ。
「終わりだ!!黒子!!!」
「いいえ…まだです」
「ボクは 影だ」
帝光時代、黒子のパサーとしての才能を見出したのは赤司であり、感情を秘めろと言いつけたのも彼だった。
黒子は最後までその役割を守っていたのか、火神へとパスを出す。
最終Q「何度でも」
WC優勝を果たした誠凛高校。歓喜に包まれる中、赤司は生まれて初めて敗北した事を実感する。
形容し難い胸の痛み、整列まで平静を保てそうにないと感じる中、赤司は黒子に手を差し出す。
だが…だからこそ思う バスケットを やっていてよかった
そして… お前に 出会えてよかった
アニメではここで赤司アングルになるのだが赤司の目には黒子しか映っていなかった
火神達まさかのミスディレ。
「お前の… いや お前達の勝ちだ」
「おめでとう」
「お前に出会えてよかった」は「お前達」ではないのか。
次勝つのはオレ達だという赤司に、黒子は手を握り返す。
アニメでは、赤司は黒子の手をぎゅっと握り、黒子自身もそのあと優しくそっと左手を添える描写が追加されていた。
「…はい またやりましょう」
「次も その次も 何度でも―――」
その後、列の真ん中で向かい合い礼をする赤司と黒子。
作中、黒子が握手をしたシーンがある人物は赤司だけとなった。
そして最後、黒子の誕生会で集まったキセキの世代たちとの集合写真が、ロッカーの中に貼られている描写がある。
隣に立つ赤司は、黒子の方を目を細め微笑みながら見ていた。
第3回人気投票
ジャンプ本誌で行われた第3回黒バスキャラ人気投票。結果は1位赤司・2位黒子、と赤黒がワンツーフィニッシュを果たした。そしてその際描かれたイラストは堂々とした赤司とそれを見つめる黒子が背中合せになったもの。腕の筋肉の付き方の違いなど、赤黒の身長体重差5cm7kgがよく分かる。
また、ジャンプ公式アプリではこの絵の赤黒だけが切り取られた壁紙が期間限定配信されており、赤司の背景が水色・黒子の背景が赤色であった。誰だこの案を出したのは
小説での描写
「黒子のバスケ-Replace Ⅳ-」
第1G「六人目の天才キッド」。
赤司に「青峰に礼を言うタイミングを逃しているのだろう」と言い当てられた黒子は、図星であったがお礼を言いたいのは青峰だけではない、と思いを馳せる。しかしその際、黒子は「他の人の名前を挙げられた後では言えるはずもなく、仕方なく他のことを尋ねることにした」と言っている。またその一件があったあと赤司は、
――「…彼はどうするのだろうな」
――「友情に浸るのも良いが、話が部の理念がそれと反したとき、彼はどうするのだろうと思ったんだ」
と語った。
所謂公式の同人誌と呼ばれている小説版であるが、これは明らかに嫉妬してないか?と勘違いされてもしょうがない。
第5G「闘将伝説アカシ」
トランプ中。実渕に「キセキの世代ってどんな奴らだったの?」と聞かれ、赤司は「個性的で魅力的なメンバーだった」と言う。
「全員個性的って……主将としてまとめるの、大変じゃなかった?」
「そうでもないさ。当初は衝突もあったが、うまくバランスをとる奴がいてね」
その後実渕に『うまくバランスをとる奴』がキセキの1人だと勘違いされた際、赤司は「彼はキセキの世代じゃないよ。僕たちとは違う」と答える。そして、
――「だからこそ、意味があった」
と不思議なトーンで話した。不思議なトーンって何だ。
「黒子のバスケ-Replace Ⅴ-」
第4G「とある”六人目”の休息」
洛山バスケ部が舞台である話だが、赤司が黒子の事を話した際、
―― 黒子テツヤ――幻の六人目。
その名前を出すとき、こいつは少しだけ瞳の鋭さが増す
と黛に言われた。だから赤司さん、あのな…
「黒子のバスケ-Replace Ⅵ-」
第4G「海を渡った「キセキ」」
中学2年の夏合宿でハワイに遠征した時の話。
宿泊先のホテルで赤司と黒子は相部屋だった。
ファンブックにおいて
黒バスの公式FB第2弾「くろフェス!」。ピンナップは裏面が藤巻先生のセレクトメンバー、表面が色違いのようなパーカーを来た赤司と黒子であった。
何がどうしてこうなった。所謂双子コーデとも言える恰好、この人選にジャンプでの事前チラ見せの時点で多くの読者は混乱の渦に巻き込まれた。
赤司の紹介ページ
前回FBと同じプロフィールが並ぶ中、最後の項目「注目する選手:黒子テツヤ」。初めから爆弾投下である。
そして赤司征十郎に物申す!という小コーナー。ここで黒子は「暴力はダメです」と言っているが、内容は「バレたらWC出場停止になるかと…」であった。相棒の怪我の心配はいいのか。
赤司のインタビュー
黒子がインタビュアーという設定で進行される本書。PG部門一位である赤司。その天帝の内面に黒子が切り込む…!?(原文)
Q1 (黒子が気配を消して突然)赤司君、一位おめでとうございます。今のお気持ちは?
赤司「(驚かない)ありがとう。嬉しいよ」
と初っ端から盛大な赤黒をかましてくる。引き続き質問を続けるが、Q5での事。
黒「赤司君が一番負けたくない相手だれですか?」
赤「黒子、キミだよ(笑)」
なんなんだこのインタビューは。
その後も問答を続け、最後「ファンの皆さんへのメッセージ」を聞かれた赤司は、1位に選んでくれた感謝と「黒子に負けないよう頑張るよ」という言葉を残した。やっぱり頭の中黒子しかないのか。
黒子の光部門
1位火神、2位青峰、3位黄瀬、4位2号ときて5位赤司であった。おめでたい順位であり、見出しは「黒子の恩人にしてライバル!」と安全だが、ファンから寄せられたコメントがそうじゃない。
「主人公とラスボスってお似合い。パッと見双子みたいだった!」
なぜそのコメントを選んだ。
第三章 データアーカイブ
別名、赤黒の時代はまだ始まったばかりだったコーナー。
様々な製作秘話や裏話が紹介されていく中、最後のページ「第221Q 衝撃の初期設定! 赤司と黒子が…!!」にて衝撃は起きた。
先生曰く
・帝光編で、というか全編でたぶん一番のボツ。
・赤司と黒子は兄弟にするつもりだった そのために髪型などを似せていた
・だが、キセキを倒すという目標がブレそうなのと
・なんか昼ドラみたいにドロドロしそう、といった理由でやめた
長年「似てる」とネタにされ二次創作赤黒でも兄弟設定はよく使われていたが、まさかの公式初期設定であった。
帝光編で、という所からどこかの辺りまでは設定が生きていたようなので様々な考察の余地がある。というより昼ドラのドロドロなど、色々ツッコミ所があり過ぎるがもう何も言うまい。
余談だが、書下ろし番外編にてキセキ+桃井が誠凛に訪れた際、
「やあ誠凛の諸君」という赤司に対し、黒子は「赤司君」と一人の名前だけを呼んだ。これだから赤黒は。
アニメにおいて
上記でも言ったアニメ黒子のバスケ38Q「今度はもう絶対に」。内容から考えて赤司に関連したエンドカードが来るのは予想されていたが、なんだかとんでもないものが来てしまった。
ポイントは
①ガラス越しのように見える背中合わせの同じポーズ
②恐らくお互いを見ている目
③色違いのお揃いの格好
④寄り添うボール
⑤普段の黒子からはあまり考えられない胸元まで開いたシャツ
赤司の目と前髪からオレ司だという事が分かり、その表情も相まって⑤はともかく①~④のポイントに深読みした視聴者も多いのではないだろうか。⑤はともかく。
ここで話題になったのが赤黒の距離感。
赤司はエンドカードで緑間や紫原、黛、降旗などと出ているが黒子のと比べると、
赤黒の距離感がおかしい 近すぎる。これだから赤黒は。
第1期DVD&BD9巻特典CDにて
9巻の特典CDの内容は帝光中学時代のもので、青峰達の才能が開花する前の日常を描いている。
初っ端からキセキに「という訳で、部活紹介の原稿を僕と一緒に考えてください」と頼む黒子。しかし黒子の端的な説明では理解されず、緑間に「何がという訳だ」と一蹴される。そこで黒子が詳しく説明しようと「実は…」と口を開くと、
「なるほど。つまりお昼の学校放送で流すクラブ紹介の原稿を一緒に考えて欲しいという事か」
今黒子は三言しか喋ってないが、そこはさすが赤司である。色々と思う所はあるが、紫原の「赤ちんすご~い。言う前にわかっちゃうなんて」というセリフが全てを語ってくれた。
それから最終的に赤司が作った原稿も読む事になった黒子。因みに赤司は初め黒子に対し「あれこれ世話をする義理はないね」とも言っていた男である。変わったな…。
放送終了後、他のキセキは赤司の思惑通り生徒や先生に追いかけられる羽目になり、被害のなかった黒子は放送室から出てきたところを赤司に迎えられた。しかし、皆の姿がないことに気付く黒子。というかさり気なく待ち伏せをするな。
「あの…他のみんなは?」
「さあ?今ごろ、昨日の非協力的な態度を悔んでいるんじゃないかな」
「そうですか」
「それよりお昼がまだだろう?一緒に食べよう」
「はい!」
黒子の手助けをしなかったキセキに制裁を下す赤司、赤司のお昼のお誘いに嬉しそうに答える黒子。ナチュラルどころじゃない赤黒だった…
その後二人はキセキの悲鳴や叫びを聞きながら「今日は静かな所を探すのが大変そうだな」「そうですね」とランチデートを続行した。赤司は見事最後に美味しい所を持って行ったようだ。
劇場版『黒子のバスケLASTGAME』のチケットにおいて
劇場版が放映されるにつき発売された劇場限定前売り券の絵柄はお互いを見つめる赤黒だった。また、その中でペアチケットでは赤司と黒子が見つめ合っている1枚絵となった上で、注意書きには「ペア券のイラスト部分は、ミシン目加工が入っていない為、切り離すことはできません。予めご了承ください。」の項目が。切り離すことのできない赤黒の文字には数多くのオタクが衝撃を受けたことだろう。
余談
黒子の誕生日である1/31の旧暦は12/20 12/20は赤司の誕生日
もう運命しか感じない。
関連イラスト
俺司×黒子
僕司×黒子
関連タグ
赤黒を含むサンド
紅葉サンド 暗記マーカーサンド 主将サンド 魔王サンド レッドホットサンド