概要
2019年8月に登場したジェネレイドモンスターの1つで、花の形を模った髪飾りや、葉を連想させる装飾のある服を着こんだ貴婦人といった容姿のカード。ジェネレイドモンスター特有の同名カード展開抑制効果と、緩い発動条件で、同名カード以外のジェネレイドと名の付くカード、または植物族をサーチできる効果を持つ最上級モンスターでもある。
カードテキスト
効果モンスター
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「光の王 マルデル」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
「光の王 マルデル」以外の、「ジェネレイド」カード1枚または植物族モンスター1体をデッキから手札に加える。
(遊戯王カードwikiより引用。)
解説
鉄の王の効果で展開したいモンスターの調達も見込めなくはないが、何より、ジェネレイドの展開の要である「王の舞台」をデメリット抜きで確保できるという点が大きい。
植物族主体カテゴリーなどへの出張もある程度見込める効果で、チューナーやエクシーズ・リンク素材として有用なカードを確保できる「ローンファイア・ブロッサム」やレベル変更効果を持つ「スポーア」など、多種多様な植物族モンスターをサーチできる。
少々手間はかかるが、このカードと同じレベルにし、ランク9エクシーズの素材化が見込める「コピー・プラント」辺りも面白いか。
このカード自体、「星遺物の胎導」や先述のブロッサムなど、質の高いリクルートカードに恵まれているのも嬉しい。
変わったところでは、植物族ではないが攻守が同じステータスのモンスターを特殊召喚できる「機巧狐-宇迦之御魂稲荷」に対応しているという個性もある。
ただ、最上級モンスターとしては攻守ともに控え目で、帝シリーズをはじめとする上級モンスターに戦闘破壊されかねないので、場持ちには期待できない。
同名カードを2体以上並べられない縛りもあって、フィールドに残しておくメリットが少ないので、効果でサーチした後はエクシーズ召喚・リンク召喚用の素材や、他のジェネレイドモンスターの効果発動用のコストにする等して、フィールドから離しておきたい。
また、難点というよりは贅沢な悩みに近いが、2019年10月に登場した汎用除去効果持ちジェネレイド、虚の王と同じ属性であるために、このカードが既にフィールドに表側表示でいる場合に、「星遺物の胎導」を通して虚の王をリクルートできないといった事などが起こりえる点に注意。
王の影 ロプトルの登場で「王の舞台」を容易に用意可能になった。