六ノ瀬ツンデレラ
ろくのせつんでれら
濃いメイク、盛った金髪、髪飾り、水色のピアス、ちょっときわどいワンピース(ドレス?)、ガラスの靴と、小学生らしからぬ出で立ち。
名作『シンデレラ』は夜の12時で魔法が解けるが、ツンデレラの場合、メイクをしている午前中はツン中心の性格で、昼の12時になると魔法ではなくメイクが落ち、デレ中心の性格になる。逆に夜12時を回ると何故かメイクとドレス(とツン要素)が復活する。
典型的なツンデレ少女で、ツンのときは独特な暴言を立て続けに吐き、デレのときは口が臭くないことや手相の生命線を褒めるという、奇妙な塩梅で成り立っている。デレ中心のときはジャージ姿で(ガラスの靴は健在)控えめな小声で喋る、素直で可憐な女の子。放課後はまじめに掃除をしている。ただし、残ったツン要素がむしろ暗黒面を覗かせているように見えるとも。
ちなみに顔の半分だけメイクをしているときなど半端にメイクすると、ツッコミ役の名作が困惑して捌けないほど一言ずつ激しくツンとデレが切り替わる。
がっつりメイクをすればツンを長引かせることも可能。
名作に気があるらしく、出会って数日でバレンタインチョコ(激辛)を渡す、ダンスパーティーに誘う、デートに連れ出す、名作を(メイ共々)自宅に招く、クリスマスに(トナカイ代役として)呼び出す、掃除を手伝おうとしてくれたことを喜ぶ、と6つのメイン回すべてで名作にアプローチをかけたり好印象を抱いてるような行動をとっている。
アプローチをかけられた名作が、スウィーツ・ノキオ・ボルトの3人に僻まれるのはもはやお約束(むすびはフォルムの可愛さで女子人気を得ているため僻み勢には入っていない)。
ダンスパートナーに名作を指名したときは、うろたえる名作にシンデレラの話を引き合いに出し、「別にあんたが王子様とかそんなんじゃないんだからね!」とお手本のようなツンデレを見せた。
デート回では、通話アプリでの名作のアイコン(名作の自撮りのもの)に「かわいい」とデレる、即レスする、怒涛のツンスタンプのなかでさりげなく「たのしみ」のスタンプを送る(これもわかりづらかったためか気付かれなかった)、気合いを入れてがっつりメイクしたことを「僕のために!?」と言われて赤くなりながら「なっなんでもいいでしょ!?」と叫ぶなど、枚挙に暇がない。
名作からも告白めいたことを言われかけており、両想いと言っても差し支えないような甘酸っぱい関係である。
メイを招いた回では、名作の方も「噛みきれないカミキリムシ!」というツンデレラの罵倒を「はい!カミキリムシでーす!」とマゾヒスト気味に歓迎し、自宅への招待を「お家デート」と意識してスウィーツ・ノキオ・ボルトのブーイングも耳に入らず赤面するなど、カップルのような関係性を見せている。
なおデート回だが、名作が引っ越しをするというツンデレラの言葉を「引っ越す=転校する」と早とちりしただけで、実際引っ越したのは隣の家だった。だがツンデレラはまるで最後の思い出作りのためにデートさせようとしているような雰囲気を醸し出しており、このことを考えると引っ越しにかこつけてでも名作とデートがしたかったといえなくもない。
もはや公式が最大手。
また、メイと名作を自宅に招いた回では(末っ子であるため)妹が欲しかったことが判明しており、その件を名作に言い当てられた時やメイ相手にはいつものツンも鈍っていた。
手作りのお菓子をメイに喜ばれたときは「別に嬉しくなんてないんだからね!」とこれまたテンプレ通りのツンデレを披露した。
名作に「すっかりメイのお姉ちゃんだね」と言われた際は「めっ名作、それだと私達、か、家族ってことに…」と赤面、当の名作も動揺して赤面することに。
挙句クリスマスプレゼントを配り終えた後サンタに取り残された2人は、なんかいい感じのまま終了。末永く爆発しろ。