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まほろば(列車)

まほろば

「まほろば」とは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が大阪駅〜奈良駅間で運行する特急列車。
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概要編集

西日本旅客鉄道JR西日本)が大阪府大阪市奈良県奈良市を結ぶ目的で運行する特急列車。運転時期により、以下のように運転系統が変遷している。


初代(2010年)編集

運行概況編集

初代の特急「まほろば」は平城遷都1300年祭に合わせた2010年平成22年)春季に新大阪駅奈良駅間(東海道本線貨物支線〈梅田貨物線〉・大阪環状線関西本線大和路線〉経由)で運行された。


同年4月1日から6月27日までの土曜日休日限定で運行された臨時列車で、運行本数は1日1往復(午前に下り、午後に上りがそれぞれ1本ずつ)。列車番号は東海道本線に準拠して下り(新大阪発奈良行き)が9093M、上り(奈良発新大阪行き)が9094Mだった。


停車駅編集

新大阪駅-天王寺駅-王寺駅-法隆寺駅-奈良駅

(※)東海道本線貨物支線(梅田貨物線)を経由するが、当時は大阪駅(うめきたエリア)が開業していなかった。


使用車両編集

「やまとじライナー」でも運用されていた日根野電車区(当時)所属の381系電車(国鉄色編成)による6両編成が充当された。普通車の座席指定席4両と自由席2両(4月1日のみ全車指定席)で、グリーン車は連結されていなかった。


2代目(2019年〜現行)編集

運行概況編集

2代目の特急「まほろば」は2019年令和元年)から関西本線(大和路線)・おおさか東線・東海道本線貨物支線(梅田貨物線)経由で運行されている。基本的に初代の運行形態を踏襲しているが、運行ルートがおおさか東線(同年3月16日に全線開通)経由に変更された。当初は臨時列車だったが、2025年(令和7年)3月15日のダイヤ改正から定期列車に昇格する。


運行本数は1日1往復(午前に上り〈新大阪発奈良行き〉、午後に下り〈奈良発新大阪行き〉がそれぞれ1本ずつ)で、上下列車とも山陽新幹線との接続を念頭に置いたダイヤが組まれる。列車番号は関西本線に準拠して下り(奈良発新大阪行き)が9021M、上り(新大阪発奈良行き)が9022M。


停車駅編集

奈良駅-法隆寺駅-新大阪駅-大阪駅(うめきたエリア)


(※)おおさか東線内に途中停車駅は設定されていないが、乗務員交代のために久宝寺駅で運転停車を行う。

(※)2023年(令和5年)3月18日に開業した大阪駅(うめきたエリア)は、同年春季から停車・発着。

(※)法隆寺駅は2023年(令和5年)秋季と2024年(令和6年)秋季以降に停車。


使用車両編集

2025年(令和7年)3月30日までは、特急「くろしお」で使用される吹田総合車両所日根野支所所属の287系電車(3両編成)が充当される。全車普通車指定席で、グリーン車は連結されない。2020年(令和2年)春季運転時までは1・2号車が普通車指定席、3号車が普通車自由席だった。


2025年(令和7年)4月5日からは、683系電車を改造した「リニューアル車両」が導入される。同年春き導入される第1編成は「安寧(あんねい)」、同年秋に導入される第2編成は「悠久(ゆうきゅう)」の愛称が付けられ、車内Wi-Fiの設置・全座席へのコンセントの設置・荷物スペースの設置・車椅子スペースの拡大が実施される。


運行形態の変遷編集

2019年(令和元年)は11月2日から12月8日までの土曜日・休日(計13日)に臨時列車として、奈良駅〜新大阪駅間で運転された。


2020年(令和2年)は3月から6月にかけて臨時列車として運転する予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により5月以降の全列車が運休となり、7月以降の運転も行われなかった。8月22日から運行を再開し、同日から8月30日までの土曜・休日(計4日)に運転された。9月も5日から27日までの土曜・休日(計10日)に運転されたが、10月以降は運転されなかった。


2023年(令和5年)春季は3月25日から6月11日までの土曜日・休日を中心に16日間運行された。同季から大阪駅(うめきたエリア)発着に延長された。


2023年(令和5年)秋季は10月7日から12月10日までの土曜日・休日を中心に23日間運行された。今季は法隆寺世界遺産登録30周年に合わせて法隆寺駅にも停車した。


2024年(令和6年)春季は3月16日から6月30日までの土曜日・休日を中心に計72本が運行された。なお、今季からは再び法隆寺駅を通過するようになった。


2024年(令和6年)夏季は7月6日から9月29日までの土曜日・休日を中心に計50本が運行された。


2024年(令和6年)秋季は10月5日から11月30日までの土曜日・休日を中心に計38本が運行された。なお、今季からは再び法隆寺駅にも停車するようになった。


2024年(令和6年)冬季は12月1日から2025年(令和7年)2月24日までの土曜日・休日(年末年始期間の12月28日から1月5日は除く)を中心に計48本が運行される。


2025年(令和7年)春季は3月1日から土曜日・休日に運行されるが、同年3月15日より定期列車化され、683系を改造した「リニューアル車両」が同年4月5日から導入される。また、2025年(令和7年)3月15日から10月13日までの間は、大阪・関西万博に合わせ、臨時列車として1往復(91・92号)が追加運行される。


関連タグ編集

JR西日本

381系 289系 683系

くろしお

らくラクやまと:奈良駅〜新大阪駅間(関西本線〈大和路線〉・大阪環状線・東海道本線貨物支線〈梅田貨物線〉経由)の特急列車(通勤特急)。初代「まほろば」と同一ルートを走行する。

いにしへ京都駅〜奈良駅間(奈良線・関西本線〈大和路線〉経由)の特急列車。

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