概要
"クシャトリラ"名称を持つのでクシャトリラ・ユニコーンによってサーチ可能で、後述する効果により通常召喚権を使用せずに展開でき、【クシャトリラ】における展開の要となっている。
カードテキスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「クシャトリラ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとは属性が異なる「クシャトリラ」モンスター1体をデッキから守備表示で特殊召喚する。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードが除外された場合、「六世壊他化自在天」以外の除外されている自分の「クシャトリラ」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
解説
(1)は自分フィールドのクシャトリラモンスター1体を対象に、そのモンスターとは異なる属性のクシャトリラモンスターをリクルートする効果。
【クシャトリラ】は属性がばらけているので条件を満たすことは容易で、クシャトリラモンスターを並べてエクシーズ召喚を狙うことが出来る。
このカードをサーチできるクシャトリラ・ユニコーンとは特に相性が良く、あちらの効果でこのカードをサーチすることで通常召喚権を温存しつつ大きく展開を伸ばすことが可能。
(2)はこのカードが除外された場合、除外されている自身以外の「クシャトリラ」カード1枚を手札に加える効果。
除外を多用する【クシャトリラ】であれば発動は狙いやすく、除外される場所を問わず発動できるため後続を確保する観点においても優秀と言える。
余談
カード名の「他化自在天」とは仏教における三界のうち欲界の最高位に属する世界で、仏教の教えを妨げる第六天魔王波旬の住む世界であるとされる。
ルビの「パーピヤス」は梵語で「悪しき者」を意味する単語だが、恐らく上記の第六天魔王波旬を意味する「マーラ・パーピヤス」からとっていると思われる。