概要
主にSF専門誌や文芸誌で活動。
妻はホラー作家の田辺青蛙。
数々の受賞歴を誇り、『烏有此譚』で野間文芸新人賞、『道化師の蝶』で芥川賞、短編「文字渦」で川端康成文学賞、短編集『文字渦』で日本SF大賞を受賞している。
このように、純文学とSFの世界で高く評価されている。
生前親交のあった伊藤計劃が遺した約30枚の未完成原稿を引き継いで完結させる意思を表明していたが、その作品は『屍者の帝国』として2012年8月に出版された。
この作品で日本SF大賞特別賞、星雲賞日本長編部門を受賞している。
このような華々しい活躍をする一方で、作風は非常に難解といわれている。
『道化師の蝶』は選考委員の川上弘美・島田雅彦から高評価され芥川賞を受賞したが、その一方で選考委員の石原慎太郎は全く評価せず受賞に反対した。選考委員の宮本輝が「賛否がこれほど大きく割れた候補作は珍しい。」と評すほどであった。
また脚本家としても活動している。
スペース☆ダンディでは11話と24話のゲスト脚本を担当しており、特に24話ではゲストキャラクターの原案も担当した。
ゴジラS.Pでは初めてシリーズ構成と脚本を担当した。