勝田市

かつたし

茨城県にかつて存在した市。那珂湊市と合併し、ひたちなか市となった。

概要

茨城県にかつて存在した市。1994年に那珂湊市と合併してひたちなか市となった。

1954年に那珂郡の勝田町、前渡村、佐野村が合併して勝田市として市政執行。そのうちの勝田町は1940年に那珂郡の勝田村、中野村、川田村が合併して成立した。

「勝田」の名は旧勝田村内の勝倉地区と武田地区から取った合成地名である。この武田地区は甲斐源氏・武田家の由来にもなっている。また、駅や中学校（勝田第一中学校、勝田第二中学校、勝田第三中学校）の名前としては残っている。

現在も旧勝田市区域に日立製作所やその関連企業の工場が多数あるが、第二次世界大戦以前は兵器も製作していた。このため太平洋戦争末期にはアメリカ軍による艦砲射撃の標的になってしまった。当時は学生で後に映画監督となる深作欣二は破壊された工場の遺体処理に動員されており、この体験が戦争をはじめとする暴力を否定する原点の一つとなった。

関連タグ

茨城県 ひたちなか市 那珂湊市 勝田駅

那珂郡

那珂川