概要
北大阪急行電鉄南北線の開業時に製造された車両で、基本的な構造は乗り入れ先となる大阪市交通局(現在のOsakaMetro)御堂筋線で運用されていた30系のスキンステンレス車をベースとして設計された。
一方で独自要素もあり、車体は30系に比べて若干丸みを帯びているほか、内装の化粧板は北大阪急行の親会社である阪急電鉄の車両に近い茶色系統のものが用いられ、座席も製造当初からモケット張りであった。(30系はFRP製のレザー張り)
沿革
1969年の開業時にまず、8両編成の第1〜5編成、予備車で4両編成の第6編成が製造され、その後1971年に8両編成の第7編成が追加で製造された。
その後は目立った改造はほとんど行われず、1986年に後継車両となる8000形の投入および乗り入れ先である御堂筋線あびこ〜なかもず延伸に伴い組み替えが行われた。
9両編成5本(第1〜4・7編成)に組み替えられたが余剰となった第5編成の2005号車、2305号車、2605号車、2505号車、第6編成の2106号車を除いた車両が廃車となった。
しかし非冷房のままであったことから8000形の増備により1993年までに全て引退した。
引退後、第2編成の先頭車2002号車が桃山台車庫に保存されていたが、2021年8月に兵庫県丹波篠山市の小倉商事篠山保養所に移動された。