概要
作者は嵩乃朔氏。電撃G'sコミック2017年4月号より連載中の百合漫画。略称は吸輩(きゅうぱい)ちゃん。
普通の女子高生と吸血鬼の不思議な関係を描いた作品。
定期的に最新話を公式Twitterアカウントでも期間限定で配信している他、コミックウォーカーでも第1話と最新話が読める。
あらすじ
私立藤ケ嶺学院に転入した絢藤沙羅。極度の赤面症に悩む彼女は、この学院で友人を作り「普通の学生生活」を送ることを夢見ていた。しかしある現場に遭遇し、花厳アイリスに目をつけられたことで、その夢はもろく崩れ去ることに……!?
甘美な主従関係が紬ぐガールズラブストーリーが今、幕を開ける。
(コミックウォーカー作品紹介ページより引用)
登場人物
- 絢藤沙羅
本作の主人公。私立藤ヶ嶺学院の第2学年に転入しクラスでは美化委員を務める。
極度の赤面症であり、コミュニケーションが苦手。幼いころに両親を亡くし、祖母に育てられたがその祖母も既に他界しており、今は一人暮らし。アイリスに吸血され、彼女の「花贄(はなよめ)」となる。ボクっ娘である。アイリス曰く「とろそうな子」・「顔はまあまあなのに残念美少女」
なお、沙羅(ナツツバキ)の花言葉は「はかない美しさ」であり、彼女のその後を案じさせる。
- 花厳アイリス
本作のもう一人の主人公。私立藤ヶ嶺学院の生徒会長を務める3年生。「蝶鬼」であり、沙羅を自身の花贄とした。
花厳家の当主。花厳家は厳格な家柄であり、養育は全て後見人が行っていた。レトルト食品の作り方すら知らないレベルの料理下手。
傲慢で沙羅曰く「人格はサイテー」と評されるが、実は強がりの結果であり、沙羅を愛するようになってからは穏やかになる。
- 刀祢紫苑
沙羅の担任の女教師。彼女もまた蝶鬼であり、実年齢はなんと1500歳。
花贄がいるが相当なレベルの女たらしである。
なお、紫苑の花言葉は「君を忘れない」である。
- 沢ノ瀬葵衣
紫苑の花贄。
崩壊レベルの家庭で育ち、紫苑によって救われたため、花贄に待ち受ける運命を知ってもなお紫苑を愛して自ら進んで花贄になった。
なお、葵の花言葉は「気高き美しさ」である。
用語
- 蝶鬼
作品世界における吸血鬼のこと。吸血された人間は「花贄」となる。吸血には催淫作用があり、1度でも吸血されると悦んでその身を差し出す。
人間よりずっと長寿だが、一定周期ごとに休眠期に入り子供の姿に戻る。蝶鬼が住む家は栄え、巨万の富を得るという。
関連タグ
ケーキバース(捕食者・被捕食者間の特別な関係を描く二次創作の類型)