曖昧さ回避
吹雪型駆逐艦「吹雪」
大日本帝国海軍の一等駆逐艦。特型駆逐艦・吹雪型駆逐艦の1番艦。
略歴
1926年6月19日、舞鶴工作部で「第三十五号駆逐艦」として起工。一等駆逐艦に類別された。
1927年11月15日、進水。
1928年8月1日、「吹雪」と改名。8月10日、就役。白雪、初雪、深雪と共に第11駆逐隊を編制する。
1935年9月26日、第四艦隊事件が発生。事件を受け、艦体強度を増すために改装が行われた。
1936年、第11駆逐隊に復帰。
1939年、第11駆逐隊は第二航空戦隊に編入。
1940年、第11駆逐隊は第三水雷戦隊に編入。
1941年12月8日、太平洋戦争が勃発。南遣艦隊に配属され、東南アジア方面で活動。
1942年6月5日、主力部隊の護衛としてミッドウェー海戦に参加。
8月29日、ショートランド泊地に到着。第11駆逐隊は第24駆逐隊(海風、江風)と共にガダルカナル島への物資揚陸を成功させる。以後、数次に亘り「鼠輸送」に参加。
10月11日、吹雪、初雪は第六戦隊と共にヘンダーソン飛行場砲撃のため出撃。サボ島沖で迎撃に来たアメリカ艦隊と交戦(サボ島沖海戦)。艦中央部に命中弾を受け、爆発炎上。青葉に同航するが集中砲撃を受け、21時53分に沈没。
11月15日、除籍。これをもって吹雪型駆逐艦は白雪型駆逐艦に改称された。