概要
太公望、すなわち姜子牙の本名は、史記では「呂尚」であるとされている。
しかしながら幸田露伴はその「史記」を引用しながら、漢の唐豪の著書や論語の中に「太公呂望」というフレーズが登場することを述べ、「呂望」が本名なのではないかという仮定で筆を進めている。
藤崎竜による漫画版『封神演義』でも「呂望」が太公望の本名として設定されている。
このマンガでは「羌族」(現在のチベット族の先祖)の長の息子という設定にされ、遊牧民出身という出だった。殷王朝の暴虐により村が滅ぼされ、生き残った彼は崑崙山の長・元始天尊の下で修業を積むこととなる。