四畳半
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よじょうはん
畳四枚半の広さ。あるいはその広さの部屋(ほとんどが和室)。
天井から俯瞰して眺めた時、半分の畳を中心に据え北西側は縦、北東側は横、南東側はまた縦…と右回りに畳を敷く(上手左側)ことが基本。
これが左回りになれば切腹の間(上手右側)となり、半畳を北東の隅に置けば鬼門を作ってしまうので、縁起の悪い部屋になってしまわないように気を付けたいところ。
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四畳半の隣人
あとがき‐或いは、単なるメモ書き‐ お目汚し失礼いたします。 どうも、作者の日向寺皐月と申します。以後、お見知り置きを願います。 初投稿作品がこんなので大丈夫なのか、少々心配ではありますが…楽しんでいただければ幸いに御座います。 普段はTwitterに生息しております希少生物にて御座います。が、探してもいい事はあまり御座いません。 これはベースが森見登美彦先生の四畳半神話で御座いますので、森見登美彦先生の作品を読んでいただければもっと深く分かるかと思います。 簡単に言うと、森見登美彦先生の本を読んでください(ダレマ)。 あ、因みにクトゥルフ神話要素がありますが、「私の趣味だ。」で御座います。お気になさらず。 取り合えず最初のあとがきはこんな所でよいでしょうか。 時雨沢恵一先生ならもっと暴れまわる気もしますが…なにぶん初めての事に御座います故、全く慣れておりません。 足らぬ点など数あれど、流していただければ幸いです。 「クトゥルフ神話の祖をハワード・フィリップ・ラヴクラフト、大家をオーガスト・ダーレスとするならば、四畳半神話の祖を森見登美彦先生、そして大家が私であると言わしめたい。 世界の中心たる四畳半で、今日も阿呆神が形容しがたき阿呆ダンスを踊っている。その波動は洛中全ての阿呆に届く。 遠くに見ゆる銭湯の裏では、四畳半統括委員会があの忌まわしきもんどりダンスを踊り、先斗町では詭弁論部の冒涜的な詭弁踊りが繰り広げられる。 四条大橋のええじゃないかはとどまる事を知らず、琵琶湖疎水を逆流し損ねた鉄砲水が家々に襲い掛かる。天狗と狸が化かしあい、ぽんぽこ仮面が人助けに精を出す。そんな狂乱の中、宵山の山車は練り動く。 嗚呼、これが洛中の全てであろうか。深淵を覗いたとき、また深淵はこちらを覗く。つまり私が洛中を覗けば、洛中もまたこちらを覗いているのだ。 私は神だ。四畳半を統べる神だ。 いあ、いあ、かもたけつぬみのかみ! ふんぐるい、ふんぐるい! 今再び、世界よ四畳半に還り給え」 こんなメモ書きを見つけたのは、私が散らかした部屋の掃除をしていた時だ。一体何時こんなものが紛れ込んだものかと思うが、あまり深く考えないことにした。 ライターで火を付けると、そのメモ書きは薄い煙となって消えた。 後、私の卑猥文書の秘蔵コレクションは跡形も無く消えていた。やはり閨房調査団に持っていかれてしまったようだ。アンチキショウとは思えど、隠し場所を選ばなかった私のミスだ。持っていった奴には、桃色ブリーフの呪いを掛けてやる。いつの間にか下着が全て桃色ブリーフに代わるのだ。卑猥な桃色ブリーフに悩まされたまえ。10,684文字pixiv小説作品