大阪から奈良に延びる道の一つ.
車は少なめで,まんべんなくしんどい坂である.
とはいえ、大阪の河内長野から奈良の五条を往来するなら現在でもこの道が最速である事は間違いなく
ヴェテランになれば麓のコンビニで購入したガリガリくんが溶けきる前に県境を越えるでしょう
なお、ここ最近はサイクリストたちもこの道路を走る事を好むようになってきたので
日中は恐怖心を喪失した自転車乗り、お水取りレジャーミニバン、地元民の軽、Google先生頼みの初心者、のんびりツーリング、膝肘ステップをほぼ同時に擦るSS、走行時間帯を誤ったポンコツ運転手、走行車両中最重量級路線バス(大阪側のみ)などが入り乱れて走行しており
その合間を登山者等が横断するというカオスな環境が展開されている
免許を取得したばかりでイキがっているお子様のプライドを粉々にする事はもちろん
自称ベテランドライバーもシートポジションやステアリングの持ち方を再考するいい機会になる酷道である
なお、山頂のトンネルでちょうど大阪/奈良の区切りなので大阪側を表金剛、奈良側を裏金剛と呼称される
表金剛の12連ヘアピンではバイク乗りがせっせと膝擦りをしているのに対して
裏金剛では対向車にビクつきながら突然エンカウントする野ウサギや狸、シカなどにも注意を払わなくてはいけない上級者向けの仕様となっていて
調子に乗った愚か者の末路は路面に残されたブラックマークや変形したガードレールが教えてくれる
こちらにも走り屋がたまに出るが深夜のガチ勢か早朝のテストドライバー程度である
ちなみにギャラリーできるような場所など限られた一部分しかないので路肩にクルマを停めるなどといった行為は控えられたい
そもそも路肩など存在しない
譲り合いは大切だと実感する道路です
この道を安定して走れるようになればもはや初心者ではないと自信を持って良いでしょう